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CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive

2018年7月21日

CLUBRZで月に2回配信している無料メルマガ。メルマガ内でBRZの豆知識を紹介する「BRZ Tips」とスバリストならではのマニアックな情報を紹介する「スバリスト井元のスバルの常識非常識」の内容を振り返る「CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive」今回は2013年2月19日に発行された第19号からピックアップしたものを紹介しよう。

スバリスト井元のスバルの常識?非常識?

「第11回:スバル車のECUリセット後の学習方法とは?」

スバル車に限らず、現代のクルマはエンジンをECUと呼ばれるコンピューターにより制御しています。
ECUはエンジンやクルマに取り付けられた各部のセンサーから送られた情報を解析し、スロットルバルブや点火時期などあらゆる部分を制御。その状況を学習しています。

しかし、電装品の装着作業などでバッテリーの端子を取り外した場合、スバル車の場合10分以上通電させないとECUの学習内容はリセットされます。
作業終了後にエンジンを始動し、そのまま走り出すとアイドリングが不安定になったりすることがあります。これはECUが初期状態で走行すると、正しく学習されてないことが原因であることが多く、ECUがリセットされた際には必ずアイドリング時と走行時のエンジンの状態を学習させる必要があります。

そのECUの学習方法ですが、手順を覚えればユーザーでも簡単に学習させることが可能です。その方法はエンジンを始動しアイドリング状態を約10分行い、一度OFFにしてから再度約10分アイドリングを行います。さらに走行状態の学習は約30mごとに学習と更新を繰り返して行くので、アイドリング学習を行ったあと走行学習させることでさらに学習度は高まります。

またバッテリーを外したときだけでなく、エンジンに関連する部品を交換した場合なども、以前の状態とは変わっているので学習が必要になります。
マフラーなどを交換したら、つい早く走りに行きたくなってしまいがちですが、本来の性能を正しく発揮させるためには必ずECUの学習を行ってから走行するようにしましょう。

(井元 貴幸)

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◇~~BRZ Tips~~◇
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【車高を下げたらヘッドランプレベライザーの初期化が必要?】

BRZにはハイビーム&ロービームHIDヘッドランプが全車に標準装備されています。HID式ヘッドランプは、ハロゲンヘッドランプに比べると格段に明るく、消費電力も少ないことから国産車でも多くのクルマが採用しています。
2006年以降に販売されるHID式ヘッドランプ装着車には、ヘッドランプの光軸を上下に調整できるヘッドランプレベライザーの装着が義務付けられています。
これはクルマの乗員数や積載量によって、車体が後ろ下がりになった場合にヘッドランプが上向きになることで、対向車の眩惑防止や正しい照射方向を確保するためです。

BRZには、車両姿勢によって光軸を自動的に調整してくれるオートヘッドランプレベライザーが採用されています。このオートヘッドランプレベライザーは、リヤサスペンション付近に装着されたセンサーが車高を検知し光軸を自動調整しています。

ローダウンサスペンションや車高調整式サスペンションなどに交換して車高を下げた場合、オートヘッドランプレベライザーのセンサーが、クルマの姿勢が後傾していると認識し、ヘッドランプの光軸を下げます。
実際はクルマ全体の車高が下がっているわけですが、リヤ側にセンサーが装着されているBRZでもヘッドランプの光軸は下を向いてしまいます。
これでは適正な照射が得られず、夜間の走行は大変危険です。

解決策としてオートレベライザーの初期化というものがあるのをご存知ですか?
これはローダウンした状態でオートレベライザーの初期化を行うことで、大きく外れてしまった光軸が、自動的にほぼ元の位置まで戻ります。
オートレベライザーの調整範囲は限られており、オートレベライザーが作動しても光軸が大きく外れてしまう場合や、最終的な微調整は、エーミングスクリューと呼ばれるヘッドライト本体の調整ネジで光軸を調整します。

初期化についてはディーラーで専用ツールを使い設定してもらう必要がありますので、車高を下げているBRZオーナーの方は、是非一度ディーラーで確認してもらうことをおすすめします。
(井元 貴幸)

※メルマガの内容は2013年当時のものです。

CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive

2018年6月14日

CLUBRZで月に2回配信している無料メルマガ。メルマガ内でBRZの豆知識を紹介する「BRZ Tips」とスバリストならではのマニアックな情報を紹介する「スバリスト井元のスバルの常識非常識」の内容を振り返る「CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive」今回は2013年2月5日に発行された第18号からピックアップしたものを紹介しよう。

 

スバリスト井元のスバルの常識?非常識?「第10回:スバル車定番機能の動作が変更されている?!」
スバル車に長く乗っている方には定番とも言える機能が、エンジンを停止するとヘッドランプが消える機能。OEM車と軽自動車を除くスバル車は、バッテリー上がり防止のために、エンジンを停止すると同時にライトのスイッチがONの位置であってもライトが消える仕組みになっていました。
しかし、最近ではエンジンキーをOFFにしただけではライトが消えなくなっています。長くスバル車に乗っている方は、現行モデルに乗り換えた時に「あれ?消えない!」と思った方も多いのではないでしょうか?
実は2007年に登場した先代インプレッサ以降のモデルでは動作が変わっているモデルがあります。BRZを除くスバルのキーレスアクセス装着車は、これまでのようにエンジンスイッチをOFFにするとライトも消えます。キーレスアクセス非装着車は、キーシリンダーからキーを抜くとライトがOFFになります。
BRZに関しては、キーレスアクセス装着車ではエンジンスイッチをOFFにしてドアを開けるとライトが消えます。キーレスアクセス非装着車はキーシリンダーからキーを抜き、ドアを開けるとライトが消えます。つまり、BRZはエンジンを切ってドアを開けないとライトが消えない動作となっています。動作が変わっても、エンジンを切るとヘッドライトが消えるという機能は健在で、まだまだスバルの常識と言えそうです。

【BRZ RA Racingと86Racingお買い得なのはBRZ?】

2013年夏から開催が予定されているナンバー付き車両によるワンメイク・レース、「GAZOO Racing 86/BRZ Race」参戦用車両。SUBARU BRZ RA Racingが1月25日より発売が開始され、参戦用車両が出揃ったわけですが、レース参戦用の架装装備は全く同じでありながら、86 Racingの車両本体価格は280万円(消費税込)。BRZ RA Racingの車両本体価格は286万8000円(消費税込)となっており、BRZの方が6万8000円高い価格設定となっています。

 

BRZ RA Racingと86Racingが同じ装備内容なら、86Racingを選択してしまいそうですが、実はBRZ RA Racingと86 Racingにはいくつかの装備の違いがあります。

まずはヘッドランプ。86 Racingはプロジェクター式ハロゲンヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)であるのに対し、BRZ RA RacingはHIDハイ&ロービームランプ(オートヘッドランプレベライザー付)となります。86 RacingではHIDをオプションでも選択することができないため、HIDを装着したい場合市販のHIDキットを購入して取り付けるようになります。86Racingに装着されているハロゲンバルブは、ロービームにH11というタイプのものが採用されており、H11用HID交換キットの価格は国産バルブメーカーのものですと価格帯は6万円前後。

 

HIDキットの価格だけで86RacingとBRZ RA Racingの価格差とほぼ同じくらいになってしまいます。さらに、これだけではHID化されるのはロービームのみで車両の姿勢に応じてヘッドランプの光軸を自動調整してくれるオートレベライザーも装備されません。ワンメイク・レース参戦用車両でHID化を検討している方には、HIDハイ&ロービームを採用し、オートヘッドランプレベライザーまで装備されるBRZ RA Racingがおススメと言えます。

 

他にも装備の違いとして挙げられるのはスピードメーター。86 Racingはアナログ表示のみとなりますが、BRZ RA Racingにはアナログスピードメーターの他に、タコメーター内にデジタルスピードメーターも装備されます。ミーティングなどでBRZオーナーから話を伺うと、走行中に瞬時に速度を把握できるデジタルスピードメーターはかなり重宝するそうです。

 

こちらも86 Racingにはオプションの設定が無いので、市販品を装着することとなります。さらに、任意の回転数に到達したことを知らせるREVインジケーターもBRZ RA Racingには装備されます。カタログ上の車両本体価格は86 Racingのほうがリーズナブルに見えますが、BRZ RA Racingに採用されている装備を見ると、BRZのほうが魅力的だと思いませんか?

※掲載内容はメルマガ発行時(2013年2月)当時のものです。

(井元 貴幸)

(井元 貴幸)

 

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2018年3月19日

CLUBRZで月に2回配信している無料メルマガ。メルマガ内でBRZの豆知識を紹介する「BRZ Tips」とスバリストならではのマニアックな情報を紹介する「スバリスト井元のスバルの常識非常識」の内容を振り返る「CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive」今回は2013年1月22日に発行された第17号からピックアップしたものを紹介しよう。

「スバリスト井元のスバルの常識非常識 第9回:スバルの原点は直4+FRだった!」
2013年は富士重工業株式会社設立60周年、スバルのブランド55周年という節目の年です。富士重工業の設立とスバルのブランド設立に時間差がある理由は、富士重工業が当初「ラビット」でお馴染みのスクーター等を作っていた会社であり、その後1958年に自動車部門を設立し、初めてスバルというブランド名を冠した市販乗用車であるスバル360を発売した経緯があるためです。


しかし、実は初めてのスバルの乗用車は、スバル360とは別に存在するFRレイアウトを採用したクルマだったということをご存知ですか?
既に記したようにスバル初の市販乗用車は“てんとう虫”の愛称でお馴染みスバル360です。しかし初めてのスバルの乗用車は、それ以前に市販されなかった幻のモデルが存在しているのです。


それが1954年に公開された富士重工初の乗用車であるスバル1500。1.5L直列4気筒OHVを搭載する6人乗りの小型乗用車で、駆動方式はFRを採用していました。このモデルは試作段階で“P-1”と言う名前が与えられていた…と聞けば、知っている方も多いのではないでしょうか?
スバル1500は国産初のモノコックボディを始め、フロントに独立懸架サスペンションを採用するなど、当時としては最新の技術を取り入れた1台でした。またデザインも輸入車に負けない美しさを有していました。
スバル1500は当時の運輸省(現在の国土交通省)の性能テストで最優秀の成績を収め、群馬や埼玉のタクシー会社へ6台がモニターテストの形で販売されました。


そして1年間にわたるモニターテストも好評で市販化が期待されていましたが、残念ながら当時の国内情勢その他の事情により市販には至りませんでした。
しかしスバル1500の開発で得られたノウハウはその後に登場するスバル360やスバル1000に活かされました。その意味でもスバル1500が歴代スバル車の原点といえるでしょう。


スバル360がスバル初の乗用車ではないということは意外に知られていないようですが、実はBRZのルーツがスバル初のFR車であるスバル1500にあるということも意外と知られていないのです。
(井元 貴幸)
BRZ Tips【ドライバーを不安にさせないメーカーの心配りとは?】

現代のクルマはあらゆる部分がコンピュータ制御されています。エンジンをはじめABSやVDC(横滑り防止装置)などの走りに直接関わる部分から、メーターパネルやルームランプといった細かい部分まで、ECUと呼ばれるコンピュータが制御を行なっています。


エンジンやABSといった重要なメカニズムはセンサーから送られた情報により、ECUで異常がないかチェックする機能も備えており、万が一の際にはメーターパネルの警告灯等でドライバーに異常を知らせます。
そうしたチェック機能のひとつにABSのシーケンスチェックというものがあります。これはABSユニットが正常に作動しているかをECUがチェックする機能です。

かつてのスバル車に乗っていた方で、エンジンを始動した後にクルマからコトコトという音が聞こえてきた経験がある方もいるのでは? 実はこれこそがABSユニットが発するシーケンスチェックの音なのです。

この音はある意味、異音ともとれるもの。それだけに敏感なドライバーの方からは「異音がでている」という指摘が少なからずあったそうで、スバルではシーケンスチェックの動作やタイミングを変える改良がなされた経緯があります。


2代目レガシィが登場した1998年頃のスバルのモデルでは、エンジン始動後の最初のブレーキング時にシーケンスチェックが作動していました。しかし駐車場などからクルマを出した時などはすぐにブレーキを踏むことが多く、それだけに低速なので音に気がつく人も多かったようです。
その後の改良でブレーキを踏んだ時にシーケンスチェックができるようになり、時速15キロ前後で走行中にこれを行うようになりました。結果シーケンスチェックの作動音に気がつく人はかなり減ったそうです。

BRZではそのシーケンスチェック機能がさらに進化しています。これは現行型インプレッサから採用されている最新のシーケンスチェック機能で、時速40キロでシーケンスチェックを行なうため、ほとんどの人は音に気がつかなくなったそうです。
安心してクルマに乗るためにはこうしたチェック機能は必須ですが、作動音でドライバーを不安にさせない制御もメーカーの心配りともいえるのではないでしょうか?

(井元 貴幸)

※内容は2013年1月現在のものです。

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2018年2月28日

CLUBRZで月に2回配信している無料メルマガ。メルマガ内でBRZの豆知識を紹介する「BRZ Tips」とスバリストならではのマニアックな情報を紹介する「スバリスト井元のスバルの常識非常識」の内容を振り返る「CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive」今回は2013年1月8日に発行された第16号からピックアップしたものを紹介しよう。

 

スバリスト井元のスバルの常識?非常識?
「第8回:お客様感謝デーを活用しよう!」

スバルディーラーで開催される、お客様感謝デーと言うイベントをご存知ですか?年に数回行われるこのイベントは、全国の正規スバルディーラーで開催されており、愛車の無料点検やくじ引き形式の来場プレゼントが目玉となっています。
このお客様感謝デー、10ポイント無料点検と来場プレゼントに目が行きがちですが、他にもアクセサリーカタログに掲載されているディーラーオプション用品が20%引き、STIパーツ・STIグッズが15%引き、ナビ・オーディオ・ETCが10%引きとパーツ類の割引販売もあります。

お客様感謝デーは、クルマを買う時に予算オーバーで諦めていたディーラーオプション用品や、STIパーツを割引価格で購入できるチャンスとも言えます。他にも、オイル交換やエアコンフィルター交換等のメンテナンスも割引価格となり、メンテナンスにも絶好の機会です。スバルに長く乗っているユーザーは、お客様感謝デーを活用し、STIパーツ等を割引価格で購入したり、オイル交換などのメンテナンスも、お客様感謝デーに合わせて行う方も多いようです。もちろんスバルオーナー以外の人も、来場プレゼントや試乗目的で訪れている方も多く見受けられ、敷居が高いと思われがちな新車ディーラーに、気軽に立ち寄れる絶好の機会とも言えます

。ただ、お客様感謝デーは混みあうことが多く、慣れたスバリストはお客様感謝デーを事前にチェックし、パーツの注文と10ポイント無料点検だけを感謝デーで済ませ、取り付けやメンテナンスは予約だけ入れて、空いている時に行う方もいらっしゃるようです。この方法を使えば、待ち時間も少なくて済む上に、他のお客さんに迷惑をかけることなくスマートに利用できます。
スバルディーラーからのダイレクトメールやホームページをチェックして、お客様感謝デーを有効に使ってみてはいかがでしょう?(井元 貴幸)

 

 

【BRZのオートエアコンに付く助手席側温度調整ダイヤルの便利な使い方】
BRZのSグレードに搭載される左右独立温度調整機能付フルオートエアコン。運転席と助手席で別々に温度設定ができるので、とても便利な装備です。
この左右独立温度調整機能は、OFFボタンの左隣りにあるDUALボタンを押し、3つあるダイヤルの右側と左側で調整します。


助手席側の温度設定は、通常モードの場合でも左側のダイヤルを回すだけで自動的にDUALモードに切り替わります。助手席側の温度設定を行うときに、DUALボタンを押してから調整してしまいがちですが、この方法ならワンアクションで調整することが可能です。
DUALモードで使用している状態で、助手席の同乗者がクルマから降りたときにDUALボタンを押せば、すぐに運転席側と同じ温度に設定されます。通常モードから助手席の温度設定は変えずに、運転席側の温度のみを調整したい場合。DUALボタンを押してから運転席側の温度調整をすることで、助手席側の温度設定はキープされます。

運転席と助手席、特に男性と女性では体感温度が違うことも多いと言われています。助手席の方への気配りとして、一声かけて、さらっと調整してしまう仕草はスマートだと思いませんか?
(井元 貴幸)

※メルマガの内容は2013年1月現在のものです。

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2018年1月31日

CLUBRZで月に2回配信している無料メルマガ。メルマガ内でBRZの豆知識を紹介する「BRZ Tips」とスバリストならではのマニアックな情報を紹介する「スバリスト井元のスバルの常識非常識」の内容を振り返る「CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive」今回は2012年12月26日に発行された第15号からピックアップしたものを紹介しよう。

 

スバリスト井元のスバルの常識?非常識?

「第8回:寒冷地でのドアの開け閉めにはご用心!」


日々寒くなって行くこの季節、積雪地帯にスタッドレスタイヤやタイヤチェーンを装着してBRZでドライブに行かれる方もいらっしゃると思いますが、気を付けたいのは寒冷地での取り扱い。ワイパーを立てたり、パーキングブレーキはかけずに、AT車はPレンジ、MT車は下り坂では R、上り坂では 1 速に入れて駐車し、輪止めをしたりといった寒冷地ならではの対策が必要になるのですが、ドアの開閉も気をつけたいところ。


特に気密性保持の為にドア開閉時にウインドウが昇降するインデックスシステムを備えるBRZではウインドーとウェザーストリップが凍結した場合、インデックスシステムが停止したり、ウェザーストリップがボディから剥がれてしまう恐れがあります。

取扱説明書によれば、ぬるま湯をかける等して解凍して下さいとありますが、スキー場の駐車場等ではなかなか、ぬるま湯が手に入らない事もあります。そこでサッシュレス車でスキー場通いを長年してきた井元の凍結対策はウェザーストリップにシリコンスプレーを塗布しておくこと。この技は積雪地帯に住む方達やクルマでウィンタースポーツを楽しむ方の間では実践されており、かなり有効な技と言えます。私自身もスキーに行くたびに事前に塗布していましたが気温が-10℃を下回る場所でも張り付きはありませんでした。

塗布する際の注意点は塗り過ぎないこと。塗り過ぎはウェザーストリップの劣化を早める恐れがある為です。なるべく布などに染みこませて塗布するようにした方が、ボディや車内に液体が飛び散る事も無いのでおススメです。解氷スプレーを用意するのも、もちろん有効ですが、車内に置いてあったら意味が無いので車外に置いておく必要があるので、あまりおススメ出来ません。万が一凍結してしまった場合は無理にドアを開けず、必ず解凍してから開けるようにしましょう。

また、インデックスシステムは負荷がかかると安全装置が作動します。ウインドウスイッチ部分が点滅していたら、解凍後に取扱説明書に従いリセットを行って下さい。他にもウインドウ凍結時に熱湯をかけると温度差により割れる恐れがあります。解凍にお湯を使う際は必ずぬるま湯を使いましょう。凍結対策と正しい解凍方法で快適にウィンタードライブを楽しんでください。

 

BRZ Tips【BRZのもう一つのアクセサリーソケットはドコ?】

アクセサリーソケットと言えば、車内で携帯電話の充電等で重宝する装備です。携帯電話の充電だけでなく最近流行のマイナスイオン発生器等の電装品でもアクセサリーソケットを使用する場合がありますが、ソケットが一つしか無いと、どちらか一方しか使う事が出来ません。他にも同乗者がいる場合2人同時に携帯を充電したい!と言ったシチュエーションもあると思います。こうなるとアクセサリーソケットを2つにする必要がありますが、1つのソケットに対し12V120wまでという容量ですので、量販店等で売っている2口ソケットを使用すると、1口あたりの容量が減って来るので注意が必要になります。

BRZのカタログによると、「S」と「R」にはアクセサリーソケットが2つ装備されていると記載されています。場所はグローブボックス内右上。意外と気が付かない場所ですが、センターコンソール同様12V120wのアクセサリーソケットが用意されています。このソケットを使えば、2人同時に携帯電話の充電をしたり、センターコンソールのソケットがふさがっている場合に2口ソケットを用意する必要もありません。

意外と知られてない、“もう一つ”のアクセサリーソケット、知っていると便利ですので、場所を確認しておく事をおススメします。走行中は危険防止の為にグローブボックスは必ず閉じて使用して下さい。

※内容は2012年12月のメルマガ発行当時のものです

(Text by 井元 貴幸 Photo by 株式会社SUBARU・井元 貴幸)

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2017年12月21日

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スバリスト井元のスバルの常識?非常識?
「第7回:スバルというブランドの由来をご存知ですか?」


スバルという名前はメーカーの社名ではなく、富士重工業株式会社が製造する自動車ブランド名だと言う事は、多くの人がご存知だと思いますが、なぜスバルというブランド名が生まれたか、皆さんご存知ですか?
「昴(すばる)」と言うのはおうし座の散開星団であるプレイアデス星団の和名であり、別名六連星(むつらぼし)とも呼ばれ、星が集まっている様子を統ばる(すばる)と表している所から由来していると言われています。
なぜ富士重工はスバルというブランド名を使ったのでしょう?


それは富士重工業が航空機生産を再開すると同時に、自動車産業に参入すべく富士工業、大宮富士工業、宇都宮車両、東京富士産業、富士自動車工業の5社が出資、合併し、1955年に自動車の生産を開始、初代社長の北謙治氏が富士重工業を筆頭とした6社が一丸となって互いに結束・融合し、大成する事を願って、統ばる(すばる)と言う意味も込めて6つの星を表す昴(スバル)という名前を自動車ブランドに使ったと言われています。


スバルにまつわる名前としては、プレイアデス星団(昴星団)で、ひと際輝く星の名前であるアルキオネ(ALCYONE)の英語読みが、スバルのフラッグシップ2ドアクーペにアルシオーネとして与えられていたのは有名な話ですが、他にもプレイアデス星団の星に付けられている名前(ギリシャ神話に登場する7姉妹とその両親の名前)から、レオーネの特別仕様車に「マイア」、富士重工がボルボと共同開発した大型観光バスに「アステローペ」、STIから発売されていたアルミホイールに「エレクトラ」等、富士重工製品の中には「昴」にまつわる多くの名前が使われています。

最近ではプレイアデス星団のフランス名であるLES PLEIADES(レ・プレイアード)がELF製の水平対向エンジン用スバル純正高級オイルの名前に使われています。製品やブランドの名前が星の名前になっているなんて、ロマンチックな感じもすると思いませんか?6社が一丸となってスタートしたスバルブランドは独自の技術や人に優しいクルマ造りで人々を魅了し続け、半世紀を超えた今でも創業当時と変わらず輝き続けていると言えます。

(井元 貴幸)

※記事の内容は2012年12月当時のものです。会社名についても現在は富士重工業株式会社から「株式会社SUBARU」へと変更されております。
◇~~BRZ Tips~~

 

【BRZのステアリングフィールは初代レガシィからヒントを得た?!】


BRZの走りの楽しさの一つに、気持ちのいいステアリングフィールが挙げられると思いますが、この気持ちのいいステアリングフィールと言う物は簡単に生み出せるものではありません。BRZは徹底的な低重心化が図られ、それを活かす為のサスペンションのセッティングや足回りに関するパーツの選定など、エンジニアの方々の並々ならぬ努力と幾度も繰り返されるテストを経て生み出された物が世に送り出されます。

BRZのステアリングフィールはメディアなどからも絶賛されていますが、その気持ちの良いステアリングフィールを生み出す為になんと初代レガシィからヒントを得たと言うパーツがBRZに組み込まれています。そのパーツとは、タイロッドエンド。タイロッドとは、前輪を操舵するためにステアリングギアボックスと、前輪を繋ぐ棒状の部品で、タイロッドエンドとは、タイロッドとナックルアームを繋ぐ部分で、ステアリングフィールに大きく影響するパーツです。

一般的に、これまでのタイロッドエンドはタイロッドから直線的にナックルアームに接続する形状である物が殆どでしたが、最近の国産車にも多く採用されている湾曲しているタイロッドエンドが、今から20年以上も前となる平成元年に登場した初代レガシィの前期型にブレーキホースとタイロッドの干渉を避ける為に採用されていました。

初代レガシィの後期モデル以降からはブレーキホースの干渉が解消され、ストレートタイプの物となりましたが、限定車であるレガシィtuned by STI 2007にステアリングフィール向上の為に取り入れられました。このtuned by STI 2007以降に登場しているSTIの特別仕様車には全て湾曲したタイロッドエンドが走りの「味」として装備されています。そしてBRZにも、STIモデルからのフィードバックとして湾曲しているタイロッドエンドが採用されています。

ちなみに現行型レガシィは直線形状のタイロッドエンドを採用していますが、先日発売となったレガシィB4/ツーリングワゴン 2.5i EyeSight tSにもこの湾曲したタイロッドが採用されているそうで、部品そのものも初代レガシィの前期型と全く同じ物が使われているそうです。tSならではのしっとりしたステアリングフィールはベース車に追加されたSTIパーツ群だけでは無く、こうしたカタログに載らない部分の改良も大きく影響していると言えます。

最新のBRZに20年以上も前の初代レガシィからヒントを得たパーツが、走りのSTIモデルからフィードバックされて採用されている事には、ちょっと驚きです。

(井元 貴幸)

 

※記事の内容は2012年12月当時のものです。会社名についても現在は富士重工業株式会社から「株式会社SUBARU」へと変更されております。

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2017年11月15日

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今回は2012年11月27日に発行された第13号からピックアップしたものを紹介しよう。

◇~~BRZ Tips~~◇
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【BRZのドアグリップ、実はモータースポーツ向けの形状だった!】

BRZのドアグリップは、一見何の変哲もない縦型の握りやすいグリップですが、実はその形状にも秘密があるのをご存知ですか?

一般的にドアグリップとはドアの開閉の為に握る部分で、シートに着座した状態でドアの開閉を行う為に、実はグリップの位置や形状等は綿密に計算され装備されています。

最近のクルマではドアアームレストのポケットを兼ねた物が採用される事が多いですが、BRZにはしっかりと握れる縦型タイプの物が採用されています。

これには一般的なセダン等に比べ2ドアのBRZはドアも大きく重い上、風の強い日でもしっかりドアを支える事が出来る様に、力の入れやすい形状を採用しているそうですが、実はこの形状、ドアを支えたり、開閉しやすくする為だけの形状ではないと言う事をご存知ですか?

モータースポーツを楽しむ事も前提に作られたBRZは、競技に参加するために必要なロールバーを組み込んだ際にも、ロールバーとドアハンドルが接触したりする事が無いよう設計され、ロールバーを入れた状態でもしっかり握れる形状になっているそうです。

ロールバーを装着する事を前提に設計されたドアグリップは、BRZをモータースポーツで楽しみつつ、日常での使い勝手も考慮したBRZならではの装備と言えるのではないでしょうか?

(井元 貴幸)

スバリスト井元のスバルの常識?非常識?

「第6回:エンジン停止後も燃料残量が確認できる?」

スバルのクルマに限らず、最近のクルマではエンジン停止後、つまりキーがOFF状態になっている場合、燃料計の針がEmptyの位置まで下がるものが、殆どです。

これは最近のクルマは電気式の燃料計を使用している為で、燃料タンク内のフロート(浮き)の動きを可変抵抗を用いて、電気的に抵抗値を残量に変換して表示する物で、昔のクルマに多かった機械式に比べ、針の動きが穏やかで急激な車体姿勢の変化などでも比較的残量の確認がしやすい事からも、殆どのクルマが電気式を採用しています。

しかし電気式燃料計はその名の通り、電気で駆動している為、エンジンキーをOFFにした場合は計測の為の可変抵抗への通電も停止する為、残量はEmptyの位置まで下がります。

しかしスバルのクルマの場合、エンジンキーがOFF位置でも残量の確認が出来るのをご存知でしょうか?

実はスバル車で液晶デジタル表示のODO/TRIP計が装備されているクルマは、キーOFF状態でもODO/TRIPボタンを押すと、メーターパネルが一時的に点灯し、燃料計とODO/TRIP計が起動し、走行距離や燃料残量を確認する事が出来ます。

意外と知られていない機能ですが、帰宅した際に駐車場等でエンジンキーを切った後に「あれ?今日どれくらい走ったっけ?」とか「明日遠出するんだった!燃料どれくらい残っていたっけ?」と言った場合に、わざわざキーをONにしなくてもボタンを押すだけで確認出来ます。

かなり裏ワザ的機能で、説明書にも書いていない車種もありますが、もちろんBRZでも動作しますので、是非一度キーOFF状態で愛車のODO/TRIPボタンを押してみて下さい。

とっさの時に覚えておくと、意外と使える機能です。

(井元 貴幸)

 

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2017年10月31日

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スバリスト井元のスバルの常識?非常識?

「第5回:スバルは寒冷地仕様が当たり前!?」

北海道や東北地方等では寒冷地仕様という特別仕様車があるのはご存知ですか?

寒冷地仕様とはラジエター液が凍結しないよう濃度の濃い物が入っていたり、オルタネーターやバッテリーの容量が大きかったりと、積雪地帯での使用を前提に氷点下での使用や凍結防止剤の撒かれた道路を走る為の必需品を装備したクルマの事を指し、地域によって標準装備のクルマとオプション設定されているクルマがあります。

しかしスバルのクルマは、カタログのドコを見ても、寒冷地仕様の表記はどこにもありません。

実はスバルのクルマは競技用モデルを除き、全車寒冷地仕様であり、過酷な条件下での使用を前提として作られている為、全国どこの地域で購入しても寒冷地仕様となります。

一般的には温暖な気候の地域で購入したクルマで冬場にスキーに行った際には、ラジエター液の凍結やバッテリー上がりと言ったトラブルも少なくなく、ウィンタースポーツを楽しむ人は関東等でクルマを購入する際も寒冷地仕様を選択される方も多いそうです。

その点スバルのクルマはAWD車が多いと言うだけでなく、全車寒冷地仕様と言う事もあり、スキーやスノーボードを楽しむ人たちからも“スバルは雪道に強い”と言われ人気があるのもうなずけます。

もちろんBRZも競技用モデルのRAを除き全車寒冷地仕様となっており、トヨタ86は北海道地区を除き、メーカーオプションである事からもスバルの伝統装備と言えそうです。

つまりは東京で買ったスバル車で冬場に東北地方にドライブに行っても地元のクルマと変わりなく安心して走れると言う事になりますね。

(井元 貴幸)

◇~~BRZ Tips~~◇

【BRZに装着されるエアーフラップってご存知ですか?】

BRZのテールレンズに付いている突起が、空気の整流効果があるエアロパーツだというのは、意外と知られていますが、他にもBRZ全車に純正装着されるエアロパーツがあります。

その一つがエアーフラップと呼ばれる整流版。最近の国産車でも比較的多く採用されているパーツですが、空力を追求したBRZにも装着されています。

どこに装着されているかと言うと、前後のタイヤのフロント側、ホイールハウスの下端に装着されています。

実物を見て頂けると分かりますが、とても小さな泥除けのような物で、一見しただけではとてもエアロパーツには見えません。

この小さなプラスチックパーツは、車体の前方から流れてくる空気と、タイヤの回転によって発生した空気の流れがタイヤの接地面付近でぶつかる事で発生する気流の乱れを整流する物で、空気抵抗の低減の他、ロードノイズの低減や燃費向上の効果があります。

BRZでは走りの性能として空力も追求している事が、たった数百円の樹脂製部品からも垣間見えると言えます。

デザインや、エンジンのスペック、ハンドリング等、表に出て見えたり、感じ取る事が出来たりする部分だけではなく、ほとんどの人が気付かないようなエアーフラップのような小さな部品にまでこだわって作られている所が、スバルの真面目なクルマ作りを感じる事であり、BRZが高い評価を受けている理由の一つと言えるのではないでしょうか?

(井元 貴幸)

CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive

2017年9月30日

CLUBRZで月に2回配信している無料メルマガ。メルマガ内でBRZの豆知識を紹介する「BRZ Tips」とスバリストならではのマニアックな情報を紹介する「スバリスト井元のスバルの常識非常識」の内容を振り返る「CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive」今回は2012年10月31日に発行された第11号からピックアップしたものを紹介しよう。

スバリスト井元のスバルの常識?非常識?

「第4回:スバル車定番のメータースイープ機能は演出だけじゃない!」

BRZのタコメーターを初め、スバル車の多くに採用されているメータースイープ機能ですが、カタログ上では走りの演出として記載されている機能で、エンジン始動前の“儀式”とも言える動作には思わず高揚してしまいますよね?


実はこのスイープ機能には走りの演出だけではなく、もう一つ意味があるのをご存知ですか?
最近のクルマはエンジンを初めほとんどが、コンピューター制御となっていますが、エンジン始動時にキーをいきなりスタート位置へ持って行くのではなく、ONの位置で一旦止めて、一呼吸置くのが望ましく、その理由として、コンピューターの電源が入ると同時に外気温、水温、油温等、あらゆる情報を集め解析します。


時間にして瞬時に終わる解析ですが、コンピューターに情報が行く前にセルモーターを回してしまうと、状況によっては通常よりクランキングが長くなる場合があり、ON位置で一呼吸置くのが理想的とされています。

※画像は3代目インプレッサWRX STI

この解析時間を得る為に、ON位置で一旦キーを止め、スイープ動作を見てから始動すると、ベストな状況でエンジンを始動させられる事から、この機能が組み込まれているとも言われています。

しかし最近ではプッシュスタート式のクルマも多く、その場合はコンピューター側で解析後に自動的にエンジンが始動出来る為、演出の意味合いの方が大きくなって来ていますが、BRZを初め、他のスバル車でもプッシュスタート非装着車のラインナップが存在する為、まだまだ、演出以外の役割を担っているクルマも多く存在します。


プッシュスタート非装着車で、スイープ動作前にいきなりエンジンを始動しても壊れてしまうなんて事はありませんが、クルマへの労わりを考えたら“儀式”が終わってからエンジンを掛けた方が良いかも知れませんね。

 

 

BRZ Tips【BRZのパワステはいずこ?】

BRZは水平対向エンジンのメリットを最大限に活かし、エンジンの搭載位置を極限まで下げる事により、ピュアなハンドリングと高い運動性能を持ち合わせているのは皆さんもご存知だと思います。

BRZの低重心化には、エンジニアの方々の並々ならぬ努力により実現していますが、その低重心化にはスバルでは初となる試みも数多く盛り込まれています。

※画像は5代目レガシィの電動パワーステアリング

例えばBRZには全車電動パワーステアリングが採用されていますが、スバルの場合、パワステモーターは車軸に近い位置に搭載されているのが一般的であり、実際レガシィやインプレッサ等、電動パワーステアリングを搭載する他のスバル車ではかなり低い位置にパワステモーターが搭載されています。

BRZの場合、本来パワステモーターを装着する部分にエンジンが搭載されており、モーターを設置する場所が無く、開発陣を大いに悩ませたそうですが、なんとモーターを車内に搭載する事でそれを解決したそうです。
パワステモーターをステアリングの近くに設置するコラムアシスト式と呼ばれる電動パワーステアリングは、設置スペースの問題から大きなモーターを設置する事が難しい為アシスト力が弱いとされていますが、BRZではサーキットを走行する事も考えられている為モーターのアシスト力やそれを支えるステアリングビームの強度に関しては一切の妥協をせず搭載する事を実現しました。

アシスト力や強度を確保する事に成功したBRZのコラムアシストパワーステアリングはピニオンアシスト式に比べ構造がシンプルであり部品点数が少なくなる事から軽量化にも貢献しています。スバルとしてはBRZ用にコラムアシスト式電動パワステを新開発してでも、エンジンの搭載位置は妥協を許さなかったと言う事になります。エンジンの搭載位置へのこだわりがパワステモーターの搭載位置まで変更してしまうとはちょっと驚きですね。

※記事内容は2012年10月のものです。

(Text by 井元 貴幸 Photo by 株式会社SUBARU)

CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive

2017年8月19日

CLUBRZで月に2回配信している無料メルマガ。メルマガ内でBRZの豆知識を紹介する「BRZ Tips」とスバリストならではのマニアックな情報を紹介する「スバリスト井元のスバルの常識非常識」の内容を振り返る「CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive」今回は2012年10月6日に発行された第10号からピックアップしたものを紹介しよう。

【スバリスト井元のスバルの常識?非常識?「第3回:BRZにも取り入れられている新たなスバルのアイデンティティとは?」】

スバルBRZはご存知の通りトヨタ86とその多くを共通とした兄弟車ですが、フロントのデザインが2台を分ける相違点の一つで、ヘキサゴングリルやヘッドランプにビルトインされたウィンカーでスバル車である事が一目でわかります。
スバルファミリーであるレガシィ、インプレッサ、フォレスターと共通するデザインを取り入れながらもBRZにも採用され、これからのスバル車のアイデンティティになりそうな部分があるのを皆さんはお気づきですか?

それはヘッドランプにビルトインされたコの字型のLEDポジションランプ。夕暮れにコの字に光るポジションランプは、BRZを象徴している部分であり、とてもカッコいいですね。


実はこのコの字型のモチーフは、BRZが登場する3か月前に発売が開始されたインプレッサSPORTS、G4にも採用されており、ヘッドランプの外側にコの字型の加飾がされているのです。


4代目インプレッサから始まったこのモチーフは、BRZではポジションランプに、そして2012年の5月にビックマイナーチェンジを実施したBR/BM型レガシィのD型にも採用されています。

※画像はレガシィ 2.5i EyeSight tSのもの

レガシィもコの字の部分は点灯しませんが、新たに設置されたマルチインフォメーションディスプレイのオープニング画面ではコの字のモチーフが強調された演出がされています。

BRZだけはコの字型のモチーフがポジションランプとして採用されていますが、実はヘッドランプを小型化するために取り入れられた策だそうで、通常ポジションランプといえば、ハイビームのレンズ内や新たにポジションランプ用のレンズを設ける必要があるのですが、BRZの場合、HIビーム、LOビーム共に1つのプロジェクターレンズ内に収まり、トヨタ86と違い、ヘッドランプレンズ内にウィンカーも収まるのでポジションランプ用のスペースが無く、専用のレンズを取り付けると、ヘッドランプユニットが大型化してしまいます。
そこでコノ字型のモチーフをLEDポジションランプとする事で、ヘッドランプのコンパクト化とスバルのアイデンティティを取り入れつつ、BRZを印象付ける事が出来たといえます。これからはヘッドライトのコの字部分がスバルの“常識”になって行きそうですね。

※記事内容は2012年10月のものです。現在ではBRZ以外のスバル車でもほとんどがコの字型に点灯するポジションランプを採用しています。

 

【BRZ Tips】

「BRZには、なぜこんなにオイルが入る?」
BRZにお乗りの方で、そろそろオイル交換をされている方も多いと思われますが、BRZは2.0L 4気筒のNAエンジンの割にはエンジンオイルの量が多いと思いませんか?
BRZに搭載される新世代BOXER FA20エンジンのオイル規定量は、オイルのみの交換でも約5.2ℓとなっています。
初めてBOXERエンジンのクルマを購入した方は、水平対向ってオイルたくさん入るんだな、と思われている方もいらっしゃると思いますが、実は旧世代BOXERエンジンである、EJ系エンジンのオイル量は4ℓ前後。

※EJ25型エンジン
例えば、筆者の乗っているレガシィツーリングワゴンに搭載されている2.5L ターボエンジンのEJ25では、オイル交換のみで約4ℓと、排気量も多く過給機を搭載しているにも関わらず、BRZのFA20より1.2ℓも少ない規定量です。
低重心化のためにオイルパンの容量も削っているはずのBRZには、なぜこんなにオイルが入るのか?


旧世代EJ系エンジンではカムシャフトの駆動にタイミングベルトを用いていましたが、新世代BOXERエンジンのFA20はタイミングチェーンを採用した事から、そのチェーン部分の潤滑にもエンジンオイルを使用するので、オイル量が多くなっているのです。
タイミングチェーンは10万キロで交換が必要なタイミングベルトと比べ耐久性が高く、実質交換不要とされています。


耐久性向上以外にも省燃費やエンジンの全長を短く出来る等、メリットの多いタイミングチェーンの採用でエンジンオイル量が増えた新世代BOXERエンジンですが、タイミングチェーンの駆動にもエンジンオイルが使われているという事は、BRZを長くベストコンディションで乗るために定期的なオイル交換は必須と言えますね。

※記事内容は2012年10月のものです。現在はWRX STIのEJ20をのぞき、それ以外の水平対向エンジン搭載車はすべて新世代BOXERエンジンとなり、タイミングチェーンを採用しています。

(Text by井元 貴幸 Photo by 株式会社SUBARU )