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GR86BRZレースrd3 KOTARACINGレポート

2015年6月30日

関東地方の梅雨入り目前となった6月6日と7日の両日に渡り、GAZOO Racing 86/BRZレースの第3戦が富士スピードウェイで開催された。

毎回、富士スピードウェイラウンドはシリーズ戦で最も多くの台数が集まるというだけあり、今回もプロフェッショナルシリーズに43台、クラブマンシリーズに62台の計105台のマシンがサーキットに集結した。BRZは両クラス合せて12台で、こちらも過去最大級のエントリーだった。


BRZ勢で最大のエントリー台数となっているKOTA RACINGは、今ラウンドも前回の岡山国際サーキットと同様の4名が出場。プロフェッショナルシリーズには、チームオーナーの♯61佐々木孝太選手に加え、♯339山下亮生選手、♯611服部晃輔選手の3人が、クラブマンシリーズには♯336吉田綜一郎選手がエントリーした。

KOTA RACINGは全車がダンロップタイヤを履いていて、今戦からプロフェッショナルシリーズに新モデルとなる「DIREZZA ZⅡ★β02」を投入。タイヤの開発競争が激化している中で、他ブランドに先行されていたこともあり、ニュータイヤが大きな武器となることが予想された。 新スペックの投入により戦闘力の向上が図られ、練習走行では♯61佐々木選手と♯339山下選手が2分6秒台をマークするなど好調な様子を見せていた。

梅雨入り間近という時期のため6日(土)に行なわれた予選は曇り空の下での開催となった。前日の夜半から降り出した雨が上がってはいたが、早朝はセミウエットのコンディションで、クラブマンシリーズの予選のがスタートするころに、ようやく路面が乾いてきた。雨が降ったことにより、コース上は細かい砂で覆われていて、路面コンディションが悪化し、グリップがダウンしているとの声が多く聞かれた。

クラブマンシリーズの予選に出場した♯336吉田選手は、路面コンディションの悪化により前日の練習走行よりも1秒近くタイムを落としてしまう。結果は1組目の17位で、決勝Aレースへ進出した。
クラブマンシリーズの予選終了から30分後に始まったプロフェッショナルシリーズの予選も同様の路面コンディションで、難しいタイムアタックとなった。♯339山下選手は2分7秒085で31位、♯61佐々木選手は2分7秒163で33位、♯611服部選手は2分7秒817で39位となった。ポールポジションは、2分5秒351でグッドイヤータイヤを履く♯60服部尚貴選手が初のポールポジションを獲得した。


7日(日)も前日と同じく曇り空となったが、前日よりは気温があがり、路面温度も30℃付近まで上昇した。 まずは、10周で競われるクラブマンシリーズの決勝Aレースが11時55分にスタート。36番手からスタートした♯336吉田選手は、1周目に31位までポジションアップ。その後も中団グループでサイドバイサイドのバトルを行ないながら順位を上げていく。4周目には28位となり、その後も2分11秒台のラップをコンスタントに記録。後半に1つ順位を落としたが29位でチェッカーを受けた。

富士スピードウェイでの初レースを終えた♯336吉田選手は「スタートは狙い通りにイン側を走ることができて、順位を上げられました。前半はタイヤのグリップが高く良いバトルができて先行車を抜くことができました。後半はペースアップができませんでしたが、充実感のあるレースはできました」と、決勝レースを振り返った。


プロフェッショナルシリーズがスタートする14時には曇り空から日差しも照りつけるようになり、気温もさらに上昇していった。 決勝レースは、♯61佐々木選手が抜群のスタートをみせ、1周目の終了時点で29位まで順位を浮上。♯339山下選手は32位、♯611服部選手は38位でコントロールラインを通過した。

♯61佐々木選手は、その後も次々に先行車を抜き6周目には23位まで順位をアップ。新スペックとなったタイヤの威力を発揮した。後半戦もタイヤがタレることなく20位でチェッカーを受けた。

♯339山下選手は、後半に追い上げて27位、♯611服部選手は29位でゴール。しかし、♯61佐々木選手はレース中の接触によりペナルティを受けてしまい決勝結果に30秒が加算され、38位となった。

♯61佐々木選手は「1周目に先行車と接触したのですが、こちらが当てた訳ではなかったのでペナルティは残念です。レースペースは良かったし、20位以内も十分に狙えていました。予選で路面コンディションの変化に対応できなかったのが敗因で、やはり予選でもっと上位に進出しなければなりません」と、予選と決勝について振り返った。

♯339山下選手は「苦手としていたスタートが上手くいって良かったです。新タイヤはグリップ力が全面的にアップしていて、乗りやすく、後半のタレも感じませんでした。レースの中盤はバトルの中でのポジション取りが悪く、なかなか先行車をパスできませんでした」と、悔しさが残る決勝レースとなった。

♯611服部選手は「レースペースは良かったのですが、まだニュータイヤにセットと乗り方を合せられていません。さらにセットアップを煮詰めていって、予選と決勝ともにペースアップしたいです」とのことだった。

プロフェッショナルシリーズの決勝レースは、ポールポジションを獲得した♯60服部尚貴選手がポールトゥウィンで嬉しい初優勝を飾っている。
次戦の第4戦は、舞台を東北のスポーツランドSUGOに移し、7月11日、12日の両日に開催される。

(Photo&Text by 真鍋 裕行)

 

新井敏弘ドライビングレッスン SUBARU DYNAMIC DRIVING DAY with CLUBRZイベントレポート

2015年6月23日

6月20日に富士スピードウェイにて、ラリードライバー新井敏弘選手とCLUBRZ部長でもあるモータージャーナリスト河口まなぶによる「SUBARU DYNAMIC DRIVING DAY with CLUBRZ」が開催された。


SUBARU DYNAMIC DRIVING DAY with CLUBRZは、2013年に袖ヶ浦、鈴鹿、広島の3箇所に渡り開催されたBRZオーナー向けの「SUBARU DRIVING DAY」のパワーアップ版であり、スバルが推進している「SUBARU ACTIVE LIFE SQUARE」の一環として開催された。

「SUBARU ACTIVE LIFE SQUARE」は、クルマでつながる趣味や好奇心をスバルが応援するプロジェクト。今回のようなドライビングレッスンだけでなく、自転車やボルダリング、ゴルフといった様々なライフスタイルを応援するプロジェクトを開催している。
今回は会場にプロジェクトを推進する富士重工業のネクストストーリー推進室、室長の小島 敦氏、主事の平手 宏治氏も来場。実際に参加者から参加した感想やこれから開催してほしいイベントなどの意見交換なども積極的におこなっていた。

これまでもプロドライバーを講師に迎え、ドライビングの基本から学べるプログラムを開催してきたが、今回はBRZのみならずWRXやレガシィといったAWDモデルでもコースを分けることで参加が可能となった。
今回の「SUBARU DYNAMIC DRIVING DAY with CLUBRZ」には定員40名に対し、なんと約500名もの応募があったそうだ。参加者はBRZが20台のほか、WRX STIやレガシィツーリングワゴン、レヴォーグ、XVといった様々なスバル車が参加した。

また会場にはZERO/SPORTS、AVO TURBO WORLD、YR ADVANCEの3社が出展。イベント特価によるパーツ販売やチューニングの相談などもおこなわれた。いずれのメーカーもスバル車を得意とするメーカーだけに、デモカーやパーツ類には参加者の目を楽しませた。

ほかにも新井選手が全日本ラリーで実際に使用しているWRX STIのラリーカーやベースとなる新型WRX STIの展示もおこなわれた。

SUBARU DYNAMIC DRIVING DAYの主なプログラムは定常円旋回レッスン「G−Circle」をはじめ、フルブレーキング/パイロンスラロームやジムカーナ・サイドターンパーキング大会などが開催された。

開会式が行われた後は、パイロンスラロームとフルブレーキングのトレーニング。このトレーニングはステアリングとアクセルワークのメリハリを身につけ、とっさの際に思い切ったブレーキングができるようにするのが主な目的だ。パイロンスラロームでは、正確なステアリング操作要求されるほか、アクセルを踏み込むタイミング、車体の荷重移動によるトラクションなども重要なカギとなる。実際におかれたパイロンを見ると、広く見える間隔も、走ってみると無駄なくスラロームをするのは意外と難しい。スラロームでは基本となるステアリングの持ち方や正しいシートポジションなどもレクチャーされた。

フルブレーキングトレーニングでは指定された位置からフルブレーキングをするだけではあるが、意外と思いきり踏む込むことができていない参加者も見受けられた。しかし、河口部長や新井選手からの無線の指示などにより、2回目は思い切ったブレーキングができるように上達する参加者がほとんどであった。フルブレーキングのトレーニングはサーキットなどのスポーツ走行だけでなく、一般道でもしっかりとABSを作動させることで、緊急回避などにも役立つトレーニングだ。

いずれのトレーニングもBRZクラスには河口部長と橋本 洋平氏が、AWDクラスには新井敏弘選手と高柳 良浩氏がインストラクターとして、助手席へ同乗したり、外から走りをチェックして無線で指示を出すといった徹底したレクチャーがおこなわれた。

昼食をはさみ、午後は河口まなぶと新井選手によるトークショーからスタート。新井選手は午前中のレッスンを振り返り「タイヤとの会話」と「荷重移動によるフロントタイヤのグリップの確保」が重要だと語った。また、河口部長からはBRZの安定性について語ったほか、トヨタ86との挙動の違いなどにも触れたほか、ここでしか聞けないトークも満載でおこなわれた。

トークショーの後にはBRZクラスは定常円旋回、AWDクラスはJターンのレッスンがおこなわれた。定常円旋回は「SUBARU DRIVING DAY」でもおなじみのプログラム。定常円旋回はクルマの動きを感じながら繊細なステアリング操作とアクセルワークが要求される。一方AWDクラスのJターンは、トークショーでも話題となった荷重移動によるフロントタイヤのグリップを活かすコーナリングなどを実践する。

どちらのレッスンも駆動方式をしっかり理解し、午前中のレッスンで体験した正確なステアリング操作を応用したプログラムといえる。定常円旋回は橋本洋平氏のドライビングによる同乗を体験したあとに実際に参加者がチャレンジ。プロのドライビングに同乗することで、アクセルワークやステアリング操作を間近でチェックできる貴重な機会だ。

またAWDクラスのJターンでは過重移動により、フロントタイヤのグリップを活かしコーナリングするテクニックを身に着ける。レッスンではオーバースピードでアンダーステアとなったり、ストレート区間でのスピードが足りずコーナーに進入してる参加者もいたが、新井選手のレクチャーにより、回を重ねるごとに上達していく様子が見ているだけでもわかった。
また、定常円旋回、Jターンのレッスン後はサイドブレーキパーキング大会を開催。決められた位置からサイドブレーキを引いて90度ターンを決めるというもの。このプログラムでは緊急時にサイドブレーキを引いた際にクルマがどのような動きをするのか、速度とステアリング操作、サイドブレーキのタイミングを体で体感できるプログラムだ。

そして、イベントを締めくくるのは参加者お待ちかねの同乗走行だ。出展メーカーでもあるAVO TURBO WORLDのBRZと新型WRX STIの2台が登場し、BRZは橋本氏がステアリングを握り、新型WRXは新井選手がドライブするといった豪華な同乗走行となった。BRZのほうはAVO自慢のターボチューンが施され、最高出力は450馬力にも及ぶモンスターマシンとなっている。どちらのマシンにも全員に同乗の機会が与えられ、実際に乗った参加者からは「ハイパワーなBRZとプロのドライビングはまさにアトラクションのような愉しさ」といった意見や「新井選手の世界レベルのドライビングを新型WRXで体感できたことの感動した」といった感想も飛び出した。

同乗走行の後は、恒例のじゃんけん大会が開催され協賛メーカーからの豪華賞品をはじめ、CLUBRZからもSUPER GTのチームポロシャツなども登場。新井選手からもTEAM ARAIのウェアなどが提供され勝者にはその場で新井選手のサインを入れてもらえるサプライズも飛び出し大盛況となった。

また、じゃんけん大会最後の締めには新井選手が全日本ラリーで使用中の新型WRX STIのラリーマシンに同乗できるというなんとも羨ましい賞品も登場した。このとっておきの賞品はイベントの締めくくりとしてラッキーな参加者が体験した。勝利を勝ち取った2人の参加者にとって、まさに忘れられないイベントとなったことだろう。

閉会式では富士重工の小島室長からこれから開催してほしいイベントなどについてもたくさん意見を寄せてほしいと述べ、ユーザーからの様々な意見により新たなイベントの展開も期待させた。また、河口部長からは今日のイベントプログラムで体感した内容は、スバルの提唱する「安心と愉しさ」の一環であると語った。これはドライビングテクニックを磨くことで、一般道でもいざというときに冷静に対処することで未然に危険を回避したり、悪天候などの条件の悪い中でも安心して走れることを意味するものであり、安定した走りが特徴であるスバル車にドライバーがスキルアップすることでより安全に、安心して楽しくドライブできるといえるだろう。

今回開催した「SUBARU DYNAMIC DRIVING DAY」は、反響しだいで今後も開催していくことも検討中とのこと。また次回も開催される際にはBRZオーナーのみならず、あらゆるスバルオーナーに体験してほしい有意義なプログラムといえる。また「SUBARU ACTIVE LIFE SQUARE」では、ドライビングレッスン以外にもモータースポーツ観戦や、クルマを通じて愉しめる趣味のイベントが多数開催予定だ。是非こちらもチェックしてほしい。

SUBARU ACTIVE LIFE SQUARE:http://www.subaru.jp/lifeactive/

 

(Text&Photo by井元 貴幸)

動画で見るスバルの安全性能【最新安全性能編】

2015年6月17日

前回は、スバルの誇る安全性能の歴史を動画にて紹介したが、今回は現行のスバル車に取り入れられている最新の安全性能の数々を紹介しよう。


■NEW SUBARU SAFTY 0次安全

0次安全とは、クルマのカタチやインターフェースといった初期的・基本的(Primary)な設計を工夫することで、 安全性を高めようという考え方。
ドライバーが運転以外のことに気を遣うことなく、疲れにくく、安心・集中して運転ができるクルマを実現するために、視界設計をはじめ、操作パネルやシートのデザインなど細部にまでこだわっている。
BRZにも採用されている三角窓なども視界を重視した0次安全の思想がカタチになっている部分といえる。


■NEW SUBARU SAFTY プリクラッシュセイフティ

危険を予測することで衝突の被害を軽減するという考え方が「プリクラッシュセイフティ」。スバルではこの考え方をいち早く取り入れ、開発を積み重ねてきた集大成が「アイサイト」だ。
アイサイトは、ステレオカメラから得られる情報をもとに前方の状況を判断。車両の各ユニットと連携を図ることで、危険の回避もしくは被害の軽減をするシステム。また、長距離ドライブにおける疲労軽減、ペダルの踏み間違いによる誤発進の抑制などドライバーの運転を支援する機能も多く備えることでドライバーが運転により集中することができるほか、うっかりミスなどのヒューマンエラーの低減にも一役買っている。


■NEW SUBARU SAFTY パッシブセイフティ

万一の衝突事故において、その衝撃から人間を守る性能。それがパッシブセイフティ。乗員を保護することはもちろん、歩行者との衝突も視野に入れたSUBARUの衝突安全性能は、世界中から高い評価を得ている。
まだ衝突安全という考え方そのものが浸透していなかった時代から、スバルはクルマが持つべき基本性能の1つに「安全」を据えてきた。50年以上前から積み重ねられてきたその技術は、衝突安全ボディの「新環状力骨構造ボディ」や、
衝突時にエンジンが床下にもぐりこむことで乗員に衝撃を与えないエンジンレイアウトなどが挙げられる。これらの技術は「クルマのすべての要素で安全性を考慮に入れる」というSUBARU独自の衝突安全思想に結実しているのだ。


■NEW SUBARU SAFTY アクティブセイフティ

低い位置に搭載された水平対向エンジンと縦置きに組み合わされたトランスミッションは、左右対称のパワートレーンを構成する。重心が低く、重量バランスに優れたこのレイアウトは高い安定性を発揮する。このパワートレーンは、BRZの走りの楽しさを象徴する超低重心パッケージの核となる技術であり、高い安定性がもたらす安心感から疲労軽減につながり、クルマを未然に危険な状態に陥るのを防ぐ。また、高い運動性能は意のままに操れる走りで危険を回避することにもつながるのだ。スバルではAWDを組み合わせることで、安定性をさらに高いものにするモデルも多数設定している。

BRZオーナーであれば、その気持ちのよい走り、スポーツカーでありながら見晴らしのよい視界などスバルの提唱する
0次安全やアクティブセイフティを体感しているはずだ。スバルの安全性能は衝突時に乗員や歩行者を守る技術だけでなく、普段から体感できる性能こそが安全性能といえるだろう。BRZ以外のスバル車に搭載されるアイサイトやシンメトリカルAWDもBRZの超低重心パッケージ同様スバル独自の安全技術だ。気持ちのよい走りの性能が安全につながる、これがスバルの提唱する「安心と愉しさ」に直結するといえるだろう。

(Text by 井元 貴幸)