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CLUBRZ Owner’s Link Project Vol.2『おススメドライブスポット編』

2016年4月28日

前回に続き、CLUBRZメンバーである山田さんに、BRZで走るおススメドライブスポットを紹介してもらった。

今回山田さんがおススメしてくれたコースは神奈川県の東名高速道路の秦野中井インターから山中湖を経由し、御殿場などを通過して箱根を越えて西湘バイパスを通って秦野中井に戻ってくるルート。基本的にワインディングを中心とした一般道がメインで、超低重心パッケージの本領を発揮できるBRZのためにあるような楽しい道がほとんどだ。ルート上には山田さんおススメのお蕎麦屋さんや手作りパン屋さんが点在する。

●コース概要

秦野中井IC⇒56.9km(1時間24分)⇒天祥庵⇒1.4km(3分)⇒くらや製麺所⇒75.7km(2時間4分)⇒西湘バイパス 西湘パーキングエリア⇒4.2km(7分)⇒ブーランジェリー ヤマシタ⇒6.4km(12分)秦野中井IC

料金:260円(ETC・通常料金 同額)全行程:145km

山田さんの地元でもある神奈川は関東近県ではワインディングの多い場所としても有名だ。BRZオーナーであればコーナーを駆け抜ける気持ちよさを満喫できるスポットが多い。

山田さんのおススメするドライブコースはこうしたワインディングが中心で、あくまでドライブがメイン。今回紹介するコースは、足回りの仕様を変更した際のテストにも使用しているそうだ。

秦野中井インターを出発したら、交通量も少なめのワインディングを駆け抜け、国道246号線へ抜ける。この道は抜け道にも使えるルートなので、マップを確認してほしい。246から山中湖へは県道147号を使う。

山中湖までの道のりは天気が良ければ、富士山と湖が一望できる絶景ポイントもあり、ドライブと共に景色も楽しめるイチオシポイントだ。

県道729号を山中湖畔沿いに進むと、目指す山田さんおススメのお蕎麦屋さん「天祥庵」はすぐ。富士の名水で打った細くてこしのある蕎麦を、ひっそりとたたずむ萱葺き屋根のお店でいただく。都会の喧騒からかけ離れた純和風の店構えに、どことなくホッとする印象だ。

山田さんのおススメはこちらの「ぶっかけ」。焼き味噌、ミョウガ、シソ、ネギ、ナメコ、きくらげ、すりごまの具を適宜載せて、そばつゆと混ぜて一緒にいただく。

山田さんは、もうひとつのおすすめメニューの「つけとろ」に舌鼓。こちらは大和芋のつけ汁で。

●天祥庵 (てんしょうあん)

住所:山梨県南都留郡忍野村忍草2848-2

電話番号: 0555-84-4119

営業時間:11:00~18:00

定休日:水曜日(祝日の場合は営業)

URL: http://tabelog.com/yamanashi/A1903/A190302/19000368/(食べログ)

天祥庵で美味しくお蕎麦をいただいたあとは、すぐ近所にある忍野八海そば「くらや」へ。再びそば?と思われそうだが、こちらは持ち帰り専門。山田さんのおすすめは忍野名物の八海そばだが、うどんや山梨名物のほうとうなどもあり、お土産には最適だ。

●忍野八海そば くらや製麺所

住所:山梨県南都留郡忍野村忍草121

電話番号:0555-84-2097

営業時間:8:00~20:00

定休日:不定休

URL:http://www.hakkaisoba.com/index.html

お土産を購入した後は、国道138号を使い一路箱根へ!天下の剣と呼ばれる険しい道のりをBRZが泳ぐように駆け上がる。

箱根のワインディングを満喫したら西湘バイパスへ。海岸沿いの気持ちいい有料道路はこれからの季節にはうってつけだ。

西湘バイパスを西湘二宮で降りたあと、県道71号を進む。途中わき道へ逸れ、山田さんおススメのパン屋さんへ立ち寄る。

こちらのブーランジェリー ヤマシタさんではフランスパンを中心とした手作りパンにこだわっている。数あるパンの種類の中でも最もシンプルな材料(小麦粉、塩、水、酵母)から作られるフランスパンには、難しさがあり、奥深さがあり、、、作り続ける価値があると感じているそうだ。

シンプルだけど難しさと奥深さがある。なんとなくBRZにも通じるようなパン屋さんだと感じたのは筆者だけだろうか。山田さんは地元ということもあり、こちらのパン屋さんに良く立ち寄るそうだ。ちなみにおススメはシナモンロールとのこと。

●ブーランジェリー ヤマシタ

住所:神奈川県中郡二宮町二宮1330番地

電話番号:0463-71-0720

営業時間:10:00~

定休日:月曜日・日曜日
※臨時休業などはブーランジェリー ヤマシタFacebook ページを要確認

URL:http://www.boulangerieyamashita.com/?sk=timeline

今回山田さんが紹介してくれたコースは気持ちのよいワインディングを中心とした一般道がメインのコース。BRZの真骨頂ともいえるコーナリングを存分に楽しめるルートだ。全行程で150km近くにも及ぶコースは休日を一日使ってドライブを満喫できる。ルート上には箱根の温泉街もあり、立ち寄り湯でのんびりするプランを組み合わせるのもいいだろう。

(Text&Photo by 井元 貴幸)

CLUBRZ Owner’s Link Project Vol.2『愛車紹介編』

2016年4月22日

「CLUBRZ Owner’s Link Project」第2回となる今回は、第1回に登場していただいた森まことさんからのLinkで、クリスタルブラックシリカのBRZに乗る山田 啓次郎さんを紹介しよう。

山田さんは若かりし頃からクーペタイプのスポーツカー好きで、フェアレディZやRX-7を所有していたこともあるという。BRZ購入以前はGRF型WRX STI A-Lineを所有しており、走りの性能こそ一級品のWRXだがクーペスタイルが好みの山田さんはBRZに買い換えた。

ディーラーにてBRZが登場するという情報をキャッチするや、本カタログも出ていない状態で即、事前予約したそうだ。
山田さんのBRZはストリートユーズがメイン。お仕事の移動にもBRZを愛用しているため、走行距離は月に3000km~4000kmも走り、時には5000kmに及ぶこともあるという。納車から4年目となる今では12万キロを突破している。おもわず気持ちよくてワインディングで踏み込んでしまうようだが、それでも燃費は平均して10km/Lはマークするそうだ。

日頃からBRZを大事にしている山田さんは、メンテナンスも欠かさずディーラーにお願いしているとのこと。この3年間で2回もエンジンを降ろし整備してもらったという。乗り倒すだけでなく、しっかりとしたメンテナンスが長く付き合っていく秘訣といえそうだ。

カスタマイズでは自作や流用などを取り入れつつ、ワインディングを気持ち良く走れる仕様としている。エクステリアでは、フロントのデイライトを自作で加工。ウインカーを動作させるとデイライトからウインカーに切り替わるという小技も効かせている。

サイドガーニッシュも一見ノーマルに見えるが、純正品を自作で加工し、パンチングメタルを貼り付けている。実際にフェンダー内部のエアアウトレットも兼ねている。

エアロパーツはTRDのものを中心に使いつつ、リヤウイングには、なんとアウディTT RS用のものを流用。元々BRZ用として作られたのかとおもわせるほど、見事にマッチしている。

インテリアにも、山田さんのこだわりが随所にちりばめられている。エアコンのベンチリングやシフトパネル周り、ステアリングのガーニッシュをクロームメッキで統一。エアバッグ部分には86用をベースにバックスキン加工をワンオフで施している。

シートはRECARO SPORT STARを運転席と助手席にセット。シートヒーターが非常に快適だそうだ。

前回紹介した森さんも愛用していたリベラルのコンソールスライダーも、アクセサリーソケットなしのものを特注!インテリアをシンプルに仕上げるためのこだわりを感じる部分だ。

オーディオはSonicDesginのスピーカーをセット。iPadにいれた200曲のライブラリからお気に入りの音楽をマッキントッシュオフィシャルのアプリでセレクトして再生している。ちなみにBRZで聞くお気に入りの音楽は山下達郎で、他にはユーミンや今井美樹といったJ-POPからEAGLSやTOTOなどの洋楽も聴くそうだ。

走りの部分では、ブレーキにエンドレスのキャリパーやローターへ交換しているほか、ホイールにはVOLK RACINGのTE37TTAを履き、タイヤはブリジストンのRE-71R(255/35R18)を組み合わせている。

サスペンションはビルシュタインのBSSキットをチョイス。車高は3cmから4cmほど落としている。乗り味やワインディングでのフィーリングは抜群とのことで、山田さんのイチオシパーツだ。

排気系ではTRDのマフラーに、テール部分のみBorla社製マフラーチップを溶接。乾いたボクサーサウンドと斬新な4本スクエアテールの組み合わせもこだわりのアイテムだ。

■CLUBRZ No.502 山田さんBRZ SPEC

2012年式 ZC6A型 BRZ 「R」6AT クリスタルブラックシリカ

●エクステリア

ホイール:RAYS VOLK Racing TE37TTA PROGRESSIVE MODEL 18×9J+45

タイヤ:BRIDGESTONE POTENZA RE-71R 255/35R18

エアロ

サイド:TRD Performance Line

リヤ:アウディTT RS(8JC)用流用

リヤアンダー:TRD Performance Line

テールランプ:Grazio&co(カラーは特注)

ウインドウフレームガーニッシュ:Grazio&co

その他:

SUBARUサイドフィンブレード(自作加工)

自作LEDデイライト

●インテリア

RECARO SPORT STAR 2脚

PROVAスポーツステアリングホイール 358Z

Grazio&Coシフトベゼル

Premium Sport Package専用メーターバイザー移植

リベラルコンソールスライダー(特注)

Sonic Design スピーカーセット

エアコンダイアル(ワンオフ)

エアコンベンチリング(ワンオフ)

トヨタ純正 86用ラバータイプ フロアマット

Premium Sport Package専用インパネパネル流用

赤池カーコミュニケーツシステムズ クルーズコントロールキット

●足回り

ビルシュタインBSS-kit for SUBARU BRZ ☆山田さんイチオシ!

●ブレーキ

ENDLESS M4 キャリパー

●マフラー

TRDハイレスポンスマフラーVerR+Borla社製スクエアテール加工装着

●その他

STIバッテリーホルダー

カスタマイズはトータルバランスを重視しながら、BRZらしい気持ちの良い走りを楽しめる仕様となっている。山田さんは今後もBRZを買い換える予定はないそうだが、BRZのTバールーフやタルガトップが発売されたら即買い換えたい!という。オープンモデルを含め、スポーツカー好きにはオープンエアを楽しめるモデルを熱望するユーザーも多いようだ。

次回は山田さんおススメのドライブスポットを紹介する。こちらもお楽しみに!

(Text&Photo by 井元 貴幸)

 

 

SUBARU名車ギャラリー@SKC

2016年4月17日

前回レポートしたスバルファンミーティングの開催地「スバル研究実験センター(通称:SKC)」には、これまでスバルが製造した市販車や試作車が数多く保管されている。
それらのモデルは、新たに開発されるクルマのために先人の知恵や工夫を学ぶために保管されている。

スバルの歴史を知るためのクルマという点では、群馬県にある富士重工業群馬製作所 矢島工場内にある「スバルビジターセンター」に保管されているモデルと同じである。
しかし、こちらはエンジニアたちが新しいクルマを生み出すための”資料”であり、通常は一般の人の目に付くことはない。

今回はファンミーティングの際に特別に公開された「スバル技術資料館」に保管されている名車たちの中から、注目のモデルをいくつか紹介しよう。

■A-5試作車
スバルファンであれば、ビジターセンターに保管されている試作車「P-1」はご存知の方も多いと思うが、こちらはその後に制作された試作車「A-5」というモデル。元々は電気自動車として開発されたそうだが、「P-1」が直列エンジンなのに対し、「A-5」には空冷式の水平対向4気筒エンジンが搭載された。まさにスバルのボクサーエンジンの元祖といえるクルマだ。

■T-10試作車

なんの変哲もない古めかしいトラック。実はこのトラックも試作車両。実際に市販化されることはなかったが、富士重工の工場内で実際に使用されていたトラックだ。スバルの貨物自動車といえば軽貨物自動車のサンバーが思い浮かぶが、実は普通貨物自動車も試作されていたことはあまり知られていない。

 

■スバル360コマーシャル

一見すると、スバル360コンバーチブルに見えるが、実は貨物自動車として登場したスバル360コマーシャル。オープントップとなっているのは嵩の高い荷物を積むためで、クオーターウインドウが外側へ開くことで積み下ろしにも配慮されている。現存するスバル360では最古のものといわれており、サイドミラーがないのもオリジナル状態からだという。

 

■初代サンバートラック

1961年に登場したサンバーは、登場当初からリヤエンジン、4輪独立懸架を採用。自社生産の終了する2012年の6代目まで、その構造は貫かれた。現行モデルではダイハツ工業のOEMモデルとなったが、いまも続く車名はスバルでもっとも長く使用されているネーミングだ。ちなみに由来はインド産の「水鹿」からきているそうだ。

 

■スバルff-1 1300G スポーツセダン

スバルff-1 1300G スポーツセダンはff-1がマイナーチェンジした際に追加されたスポーツバージョン。EA62Sと呼ばれる水平対向4気筒OHVのスポーツユニットにはツインキャブレターやデュアルエギゾーストの採用などで最高出力93PS/7000rpm、最大トルク10.5kg-m/5000rpmを発生。当時としてはかなりの高性能車であった。また、プライベート参戦ながら「第5回バハ500マイルレース」に出場し、クラス3位を獲得。スバル初の海外ラリー参戦車でもある。

 

■スバル ff-1 1300G バン 4WD

東北電力の要請を受け、宮城スバルがスバル1000バンをベースに乗用4WDを試作。開発を引き継いだ富士重工が制作したモデルがスバル ff-1 1300G バン 4WDだ。水平対向エンジンと4輪駆動の初の組み合わせとなるモデルだ。まさにシンメトリカルAWDの原点がここにある。スバル ff-1 1300G バン 4WDは全部で8台制作されたが、現存するのはSKCにあるこの1台だけである。

 

■ジャスティ 1.2 MYME

現在では採用車種も多いCVT。世界に先駆け量産車に初めて採用したモデルがジャスティである。エンジンは1.2L直列3気筒SOHCエンジンを搭載。リッタークラスの直列3気筒エンジンとCVTの組み合わせは現代のトレンドとなりつつあるが、スバルでは今から30年近く前の1987年にすでに実用化していた。残念ながら当時は車両価格が高く、ヒット作とはならなかったがその功績は大きく、燃費面ではアメリカで87年から89年にかけて燃費ベストカーに選出されるほどの低燃費を誇った。

 

■レオーネ 4WD RX

2代目となるレオーネに設定されていたスポーツモデルが4WD RX。ツインキャブレターを装備する専用ユニットにクロスレシオのデュアルレンジトランスミッションを組み合わせた仕様となっていた。リアのLSDやアルミホイール、フロントベンチレーテッドディスクブレーキなど、現代にも通用する装備が数多く採用されていた。2代目レオーネにはRXのほか、ターボエンジン搭載モデルやATと4WDを組み合わせたモデルなど、多彩なラインナップが魅力的なモデルでもあった。

 

■アルシオーネVX

スバル初の水平対向6気筒エンジンを搭載したモデルが初代アルシオーネ VX。既存のEA82型エンジンに2気筒を追加し、排気量を2700ccまで拡大したエンジンだ。アルシオーネは登場時から空力を徹底的に追及したモデルとして、フローティングタイプのドアミラーや、航空機で用いられている手法を活かしたフラットタイプのドアハンドルなどの採用で国産車初のCD値(空気抵抗係数)0.3の壁を突破したクルマとしても知られている。先進的な装備も数多く採用されアクティブトルクスプリット方式のフルタイム4WDや電子制御モーターポンプを採用したパワーステアリングなども注目された。

 

■初代レガシィGT

スバルが社運をかけ、世に送り出したグランドツーリングカーがレガシィ。もはやその名前は誰もが知るほどの人気モデルであり、現行型でもセダンB4とSUVのアウトバックにその名前が受け継がれている。VAB型WRX STIにも搭載されている熟成のEJ20型水平対向4気筒DOHCエンジンは、このレガシィが起源である。10万キロ世界速度記録の樹立や、WRCへの本格参戦などスバルのモータースポーツ史に欠かせない存在でもある。

 

■アルシオーネSVX

初代アルシオーネ同様、先進的な装備を満載したスペシャリティクーペとして登場。デザインはイタリア人デザイナーのジウジアーロで、グラスキャノピーと呼ばれる美しいフォルムが特徴だ。VersionLと呼ばれる最上級グレードには4WS(4輪操陀)などが装備されていたほか、全車にVTD(バリアブルトルクディストリビューション)センターデフ方式のフルタイム4WD機構も装備され、全天候型スペシャリティクーペとして今でも人気の高いクーペである。

 

■インプレッサWRX STI

初代インプレッサに設定されたSTIのコンプリートモデル。STI Versionと呼ばれるモデルとは異なり、モータースポーツのホモロゲーションを目的としたモデルではなく、カスタマイズ要素の強い仕様であった。リヤウイングもSTI Version5登場までは、最大サイズのリヤウイングといわれていた。鍛造製ピストンや専用ECUの採用などで250psを発生した。フジツボとSTIがコラボした大口径マフラーやインタークーラーウオータースプレーなど様々な専用装備が魅力の1台であった。

 

■インプレッサ 22B-STI

歴代インプレッサ、WRXシリーズのなかでも様々な限定車が登場しているが、WRCで3連覇を成し遂げたインプレッサWRC97を、ロードカーとして忠実に再現したモデルとして現代でも絶大な人気を誇るのが22Bだ。クーペボディのWRX TypeR STi Versionをベースに、専用の前後フェンダーや専用の前後バンパーを装備。フェンダーの張り出しは職人による手作業という手の込んだ逸品である。エンジンは、水平対向4気筒「EJ22改」を搭載。400台の限定数は500万円という車両価格でありながらわずか2日で完売した伝説を持つ。

■S202 STi Version

STIのコンプリートカーのなかでも、エンジンなどにも手の入る「S」シリーズ。S202は2代目インプレッサ初のコンプリートカーとして登場したモデルだ。初代をベースとしたS201 STi Versionが最高出力300psであったのに対し、S202ではチタンマフラーや専用ECUの採用により320PSの最高出力を実現している。ベースは軽量モデルのtype RA spec Cだが、ロードカーとして日常に必要なエアコンやパワーウインドウなども装備されていた。

 

今回紹介したモデルはスバル技術資料館に保管されているごく1部のモデル。ほかにも輸出専用車なだ様々なモデルが収蔵されている。もちろんスバルの歴史を語る上で欠かせないラビットスクーターなども保存されている。通常では目にすることのできない貴重なクルマたちばかりだが、再びファンミーティングが開催されれば目にすることもできるに違いない。さらに、貴重なスバル車の収集やレストアは日々継続しておこなわれているそうなので、もっと珍しいクルマや名車が増えていく可能性はまだまだありそうだ。是非再びファンミーティングを開催していただき、定期的にスバルファンの目を楽しませて欲しい。

(Text&Photo 井元 貴幸)

 

SUBARU FUN MEETING EVENT REPORT

2016年4月8日

3月27日に栃木県 佐野市にあるスバル研究実験センター(通称:SKC)にて、スバルファンミーティングが開催された。

このイベントはスバル初の公式ファンミーティングであり、事前の応募には約3500組8500名もの応募があったそうだ。この高い倍率をくぐり居ぬけたラッキーな約2500名ものスバリストがSKCに大集結!1000台以上ものスバルが集まった。

SKCはスバル車の開発を行なうための実験施設で、通常は社員でも限られた人しか入ることのできない機密施設だ。

敷地内には車両走行テスト用の1周4.3kmにも及ぶ高速周回路や登坂路、ダートコースなどの施設を備えており、アルシオーネSVX以降に登場したスバル車は、市販車だけでなくニュルブルクリンク24時間レース参戦車両などもこのテストコースでその性能を磨き上げられてきた。

SKCは実走試験による自動車性能開発の研究開発の拠点として、動力性能、ハンドリング、ブレーキ、振動騒音、燃費など走行性能に関する実験、評価を行っており、スバルのクルマづくりにとって欠かせない場所となっている。今回は実に17年ぶりの一般開放で、前回は1999年11月7日に開催された「SKC10周年記念イベント」として一般開放された。

今回開催されたファンミーティングには富士重工業株式会社の吉永社長をはじめ、スバルテクニカインターナショナル株式会社の平川社長、さらに現行各モデルのPGM(プロジェクトゼネラルマネージャー=開発責任者)などエンジニアの方々も数多く会場でファンを出迎えた。

イベントの主なコンテンツは、「高速走行体験」や「SUBARUの動く博物館」といった体験型プログラムから、「SKCバスツアー」や「技術資料館見学」といった見て楽しむコンテンツのほか、「SUBARU オーナーズミーティング」、「DNAフォーラム」といったエンジニアとオーナーが直接触れ合うことのできるプログラムまで充実の内容となっていた。

ちなみに高速走行体験ではBRZの同乗もおこなわれ、バンクでの縦Gやスピードリミッターの制約を受けない超高速走行は、まさにBRZの性能を高い次元で体感できる貴重な機会であった。

SUBARUオーナーズミーティングでは、スバルの各モデルのオーナーを対象にそれぞれのモデルのPGMがトークショーを展開。質疑応答ではオーナーから直接質問や疑問を投げかけることができる貴重な時間も設けられた。BRZのオーナーズミーティングには開発責任者の乾保氏とCLUBRZ部長でもあるモータージャーナリストの河口 まなぶによるトークセッションが開催され、BRZオーナーが数多くステージにつめかけた。

CLUBRZではブース出展もおこなわれ、ブース前にはBRZの開発の際に使用された試験車両2台を展示。BRZオーナーであればその姿を雑誌やスバルのWEBサイトでみかけた人も多いはず。

白い試験車は4代目レガシィB4(BL型)をベースにショートホイールベース化したもの。2007年に制作されエンジンはEJ20のNAを搭載していた。このときはトランスミッションもスバル製だったという。

続いて2009年に制作された試験車が左側の黒いクルマ。ベースは3代目インプレッサ アネシス(GE型)をベースとしたもの。こちらはエンジンをFB型をベースにトヨタの直噴システム「D-4S」を組み合わせたエンジンが搭載され、軽量化なども実施された試験車両だ。

いずれのクルマもベース車両とは異なり、ブレーキキャリパーがフロントリーディング式(キャリパー本体が車軸より前側へ装着されているもの)であることからも、BRZの先祖であることを物語っている。

CLUBRZブースでは、BRZのPGMである乾保氏と河口まなぶによるこれらのテスト車の車両解説もおこなわれ、BRZオーナーには生い立ちを実感できる貴重な時間だったといえるだろう。

CLUBRZブースでは、じゃんけん大会も開催され、なんとO.ZホイールのフォーミュラHLTが賞品に登場!この超豪華賞品をかけてじゃんけん大会は大盛況となった!

今回のファンミーティングではスバル360からレヴォーグまで一同に会した。スバル車の中では比較的歴史の浅いBRZであるが登場から4年が経過し、すっかりスバル車の一員として定着したように感じた。
会場内でもBRZで参加した来場者の多さや、スバルのモータースポーツの代表格ともいえるSUPER GTでの活躍など、今ではスバルに欠かせないモデルと成長したといえるだろう。

また、今回のイベントでは資料館や展示車両などにより、スバルの歴史に触れることができた。貴重な展示車両については次回紹介するので、是非こちらも期待して欲しい。


最後にイベントの様子をダイジェストでまとめた動画を紹介!こちらも是非チェックして欲しい。

(井元 貴幸)