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BRZ tS Concept、現る。  #CLUBRZ

2013年8月7日


■8月4日、富士スピードウェイにて開催された「86 Style with BRZ」において、STIはついにBRZをベースとしたモデルを送り出した。それが「BRZ tS Concept」である。

■ご存知のように、これまでにもSTIはBRZをベースにしたコンセプトモデルを送り出したことがある。しかしそれはあくまでも「ジャスト・コンセプト」の意味合いの強いものであった。だが、今回会場で発表したtS Conceptは、その名の通り市販モデルとの関係性を色濃く感じさせる、意味深なものとして送り出されているのが最大の注目点だ。

■そして名前だけでなく実車を目の前にすると、それはあきらかに市販へのカウントダウンを始めているものであると分かる。もう、ほぼこのまま市販されるのだろう…という仕上がりの1台であった。

■tS、それはtuned by STIの略称。位置づけとしては、S●●●という名前が与えられるモデルよりはライトな(エンジン等はチューンしていないレベルの)ものとされる。事実、これまでもtSの名が与えられたモデルは、足回りを中心としてSTIの手によるチューニングが施されており、それに加えて専用の内外装が与えられる…という仕立てだった。

 

■そうした流れからすると、このBRZ tSもまた、シャシーが速い1台と考えてよいだろう。

■そうして実際に目の前にあるBRZ tSを見ていく。現時点で分かるノーマルとの相違点をまずは記しておこう。

■エクステリアではまず、フロントグリル内にSTIのエンブレムが与えられている。そしてBRZならではのフロントフェンダーグリルは、GT300を思わせるマットシルバーのブレードを備えた専用品に変えられた。質感がかなり高く、ノーマルBRZにも移植したいと思える。

 

■さらにホイールは既に販売されている18インチサイズのアルミになっており、組み合わせられるタイヤはミシュランのパイロットスーパースポーツとなる。既にこの組み合わせはノーマルBRZに履かせて試しているが、それでも好印象ゆえ、専用となっているだろうシャシーにはさらに良くマッチングするに違いない。

■エクステリアのハイライトはトランクに頑丈なステーを固定しているリアウイング。これは先に販売されて既に完売となったWRX STI tS type RAに採用されるものと同じ、ドライカーボン製のものである。このウイングはかなり印象的で、その高さはGT300に並んでも引けを取らないものとなっている。もちろんリアには、STIのエンブレムとtSのエンブレムが追加されている。

 


■その他エクステリアでは、ミラーから後ろにストライプのステッカーが与えられていたのが目新しかった。ただこれらは、フロントのスポイラーやサイドスカート、リアのサイドアンダーと同様に、ノーマルでも用品展開されるものだろう。マフラーも、既に販売されているSTIのものが与えられていた。

 

■ドアを開けさせていただき、インテリアをチェックしてみる。まずはステアリングのセンターにあるホーンボタンには、STIのエンブレムが配されている。そしてステアリングのレザー自体がノーマルとは異なるものに変更されている。これは他のモデル同様の変更といえるだろう。そしてもちろんメーターは専用となり、書体なども改められている。またステアリングの向こう側、メーターナセルがアルカンターラとされている点にもこだわりを感じる。ちなみにこのあるカンターラは、ドアの肘おきにも用いられる。そしてダッシュパネルは、カーボン調のマテリアルに変更されていた。シフトノブやスターターボタンは、もちろんSTIのロゴ入りだ。

■その他シートは専用だろう、グレーのカラーが新鮮なレカロが与えられていた。が、これまでの慣例からするとおそらくレカロはオプション的な位置づけとなるのではないだろうか? また、面白いのはリアシートは割り切られており、最も廉価なグレードと同じ黒一色の簡素なものとなっていた。


■今回、目で確認できた相違点は上記。ただ当然tS=tuned by STIだから、シャシーに手が入っていることは間違いない。おそらく多くのフレキシブル系パーツを備えるのは待ちがいないはずで、その走りはノーマルのBRZよりも確実に上質ながらスポーティなものになっているはずだ。

 

■STIも、そう遠くない将来に世に送り出すという趣旨の発言をしていたことからも、ついにBRZに新たなモデルが登場することになるのは確実だ。果たしていつになるか? とても楽しみだ。(文・河口まなぶ)