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新井敏弘ドライビングレッスン SUBARU DYNAMIC DRIVING DAY with CLUBRZイベントレポート

2015年6月23日

6月20日に富士スピードウェイにて、ラリードライバー新井敏弘選手とCLUBRZ部長でもあるモータージャーナリスト河口まなぶによる「SUBARU DYNAMIC DRIVING DAY with CLUBRZ」が開催された。


SUBARU DYNAMIC DRIVING DAY with CLUBRZは、2013年に袖ヶ浦、鈴鹿、広島の3箇所に渡り開催されたBRZオーナー向けの「SUBARU DRIVING DAY」のパワーアップ版であり、スバルが推進している「SUBARU ACTIVE LIFE SQUARE」の一環として開催された。

「SUBARU ACTIVE LIFE SQUARE」は、クルマでつながる趣味や好奇心をスバルが応援するプロジェクト。今回のようなドライビングレッスンだけでなく、自転車やボルダリング、ゴルフといった様々なライフスタイルを応援するプロジェクトを開催している。
今回は会場にプロジェクトを推進する富士重工業のネクストストーリー推進室、室長の小島 敦氏、主事の平手 宏治氏も来場。実際に参加者から参加した感想やこれから開催してほしいイベントなどの意見交換なども積極的におこなっていた。

これまでもプロドライバーを講師に迎え、ドライビングの基本から学べるプログラムを開催してきたが、今回はBRZのみならずWRXやレガシィといったAWDモデルでもコースを分けることで参加が可能となった。
今回の「SUBARU DYNAMIC DRIVING DAY with CLUBRZ」には定員40名に対し、なんと約500名もの応募があったそうだ。参加者はBRZが20台のほか、WRX STIやレガシィツーリングワゴン、レヴォーグ、XVといった様々なスバル車が参加した。

また会場にはZERO/SPORTS、AVO TURBO WORLD、YR ADVANCEの3社が出展。イベント特価によるパーツ販売やチューニングの相談などもおこなわれた。いずれのメーカーもスバル車を得意とするメーカーだけに、デモカーやパーツ類には参加者の目を楽しませた。

ほかにも新井選手が全日本ラリーで実際に使用しているWRX STIのラリーカーやベースとなる新型WRX STIの展示もおこなわれた。

SUBARU DYNAMIC DRIVING DAYの主なプログラムは定常円旋回レッスン「G−Circle」をはじめ、フルブレーキング/パイロンスラロームやジムカーナ・サイドターンパーキング大会などが開催された。

開会式が行われた後は、パイロンスラロームとフルブレーキングのトレーニング。このトレーニングはステアリングとアクセルワークのメリハリを身につけ、とっさの際に思い切ったブレーキングができるようにするのが主な目的だ。パイロンスラロームでは、正確なステアリング操作要求されるほか、アクセルを踏み込むタイミング、車体の荷重移動によるトラクションなども重要なカギとなる。実際におかれたパイロンを見ると、広く見える間隔も、走ってみると無駄なくスラロームをするのは意外と難しい。スラロームでは基本となるステアリングの持ち方や正しいシートポジションなどもレクチャーされた。

フルブレーキングトレーニングでは指定された位置からフルブレーキングをするだけではあるが、意外と思いきり踏む込むことができていない参加者も見受けられた。しかし、河口部長や新井選手からの無線の指示などにより、2回目は思い切ったブレーキングができるように上達する参加者がほとんどであった。フルブレーキングのトレーニングはサーキットなどのスポーツ走行だけでなく、一般道でもしっかりとABSを作動させることで、緊急回避などにも役立つトレーニングだ。

いずれのトレーニングもBRZクラスには河口部長と橋本 洋平氏が、AWDクラスには新井敏弘選手と高柳 良浩氏がインストラクターとして、助手席へ同乗したり、外から走りをチェックして無線で指示を出すといった徹底したレクチャーがおこなわれた。

昼食をはさみ、午後は河口まなぶと新井選手によるトークショーからスタート。新井選手は午前中のレッスンを振り返り「タイヤとの会話」と「荷重移動によるフロントタイヤのグリップの確保」が重要だと語った。また、河口部長からはBRZの安定性について語ったほか、トヨタ86との挙動の違いなどにも触れたほか、ここでしか聞けないトークも満載でおこなわれた。

トークショーの後にはBRZクラスは定常円旋回、AWDクラスはJターンのレッスンがおこなわれた。定常円旋回は「SUBARU DRIVING DAY」でもおなじみのプログラム。定常円旋回はクルマの動きを感じながら繊細なステアリング操作とアクセルワークが要求される。一方AWDクラスのJターンは、トークショーでも話題となった荷重移動によるフロントタイヤのグリップを活かすコーナリングなどを実践する。

どちらのレッスンも駆動方式をしっかり理解し、午前中のレッスンで体験した正確なステアリング操作を応用したプログラムといえる。定常円旋回は橋本洋平氏のドライビングによる同乗を体験したあとに実際に参加者がチャレンジ。プロのドライビングに同乗することで、アクセルワークやステアリング操作を間近でチェックできる貴重な機会だ。

またAWDクラスのJターンでは過重移動により、フロントタイヤのグリップを活かしコーナリングするテクニックを身に着ける。レッスンではオーバースピードでアンダーステアとなったり、ストレート区間でのスピードが足りずコーナーに進入してる参加者もいたが、新井選手のレクチャーにより、回を重ねるごとに上達していく様子が見ているだけでもわかった。
また、定常円旋回、Jターンのレッスン後はサイドブレーキパーキング大会を開催。決められた位置からサイドブレーキを引いて90度ターンを決めるというもの。このプログラムでは緊急時にサイドブレーキを引いた際にクルマがどのような動きをするのか、速度とステアリング操作、サイドブレーキのタイミングを体で体感できるプログラムだ。

そして、イベントを締めくくるのは参加者お待ちかねの同乗走行だ。出展メーカーでもあるAVO TURBO WORLDのBRZと新型WRX STIの2台が登場し、BRZは橋本氏がステアリングを握り、新型WRXは新井選手がドライブするといった豪華な同乗走行となった。BRZのほうはAVO自慢のターボチューンが施され、最高出力は450馬力にも及ぶモンスターマシンとなっている。どちらのマシンにも全員に同乗の機会が与えられ、実際に乗った参加者からは「ハイパワーなBRZとプロのドライビングはまさにアトラクションのような愉しさ」といった意見や「新井選手の世界レベルのドライビングを新型WRXで体感できたことの感動した」といった感想も飛び出した。

同乗走行の後は、恒例のじゃんけん大会が開催され協賛メーカーからの豪華賞品をはじめ、CLUBRZからもSUPER GTのチームポロシャツなども登場。新井選手からもTEAM ARAIのウェアなどが提供され勝者にはその場で新井選手のサインを入れてもらえるサプライズも飛び出し大盛況となった。

また、じゃんけん大会最後の締めには新井選手が全日本ラリーで使用中の新型WRX STIのラリーマシンに同乗できるというなんとも羨ましい賞品も登場した。このとっておきの賞品はイベントの締めくくりとしてラッキーな参加者が体験した。勝利を勝ち取った2人の参加者にとって、まさに忘れられないイベントとなったことだろう。

閉会式では富士重工の小島室長からこれから開催してほしいイベントなどについてもたくさん意見を寄せてほしいと述べ、ユーザーからの様々な意見により新たなイベントの展開も期待させた。また、河口部長からは今日のイベントプログラムで体感した内容は、スバルの提唱する「安心と愉しさ」の一環であると語った。これはドライビングテクニックを磨くことで、一般道でもいざというときに冷静に対処することで未然に危険を回避したり、悪天候などの条件の悪い中でも安心して走れることを意味するものであり、安定した走りが特徴であるスバル車にドライバーがスキルアップすることでより安全に、安心して楽しくドライブできるといえるだろう。

今回開催した「SUBARU DYNAMIC DRIVING DAY」は、反響しだいで今後も開催していくことも検討中とのこと。また次回も開催される際にはBRZオーナーのみならず、あらゆるスバルオーナーに体験してほしい有意義なプログラムといえる。また「SUBARU ACTIVE LIFE SQUARE」では、ドライビングレッスン以外にもモータースポーツ観戦や、クルマを通じて愉しめる趣味のイベントが多数開催予定だ。是非こちらもチェックしてほしい。

SUBARU ACTIVE LIFE SQUARE:http://www.subaru.jp/lifeactive/

 

(Text&Photo by井元 貴幸)