SUBARU BRZ FANCLUB CLUBREEZE

CLUBRZ on Social

  • Facebook
  • Twitter

CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive

2017年9月30日

CLUBRZで月に2回配信している無料メルマガ。メルマガ内でBRZの豆知識を紹介する「BRZ Tips」とスバリストならではのマニアックな情報を紹介する「スバリスト井元のスバルの常識非常識」の内容を振り返る「CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive」今回は2012年10月31日に発行された第11号からピックアップしたものを紹介しよう。

スバリスト井元のスバルの常識?非常識?

「第4回:スバル車定番のメータースイープ機能は演出だけじゃない!」

BRZのタコメーターを初め、スバル車の多くに採用されているメータースイープ機能ですが、カタログ上では走りの演出として記載されている機能で、エンジン始動前の“儀式”とも言える動作には思わず高揚してしまいますよね?


実はこのスイープ機能には走りの演出だけではなく、もう一つ意味があるのをご存知ですか?
最近のクルマはエンジンを初めほとんどが、コンピューター制御となっていますが、エンジン始動時にキーをいきなりスタート位置へ持って行くのではなく、ONの位置で一旦止めて、一呼吸置くのが望ましく、その理由として、コンピューターの電源が入ると同時に外気温、水温、油温等、あらゆる情報を集め解析します。


時間にして瞬時に終わる解析ですが、コンピューターに情報が行く前にセルモーターを回してしまうと、状況によっては通常よりクランキングが長くなる場合があり、ON位置で一呼吸置くのが理想的とされています。

※画像は3代目インプレッサWRX STI

この解析時間を得る為に、ON位置で一旦キーを止め、スイープ動作を見てから始動すると、ベストな状況でエンジンを始動させられる事から、この機能が組み込まれているとも言われています。

しかし最近ではプッシュスタート式のクルマも多く、その場合はコンピューター側で解析後に自動的にエンジンが始動出来る為、演出の意味合いの方が大きくなって来ていますが、BRZを初め、他のスバル車でもプッシュスタート非装着車のラインナップが存在する為、まだまだ、演出以外の役割を担っているクルマも多く存在します。


プッシュスタート非装着車で、スイープ動作前にいきなりエンジンを始動しても壊れてしまうなんて事はありませんが、クルマへの労わりを考えたら“儀式”が終わってからエンジンを掛けた方が良いかも知れませんね。

 

 

BRZ Tips【BRZのパワステはいずこ?】

BRZは水平対向エンジンのメリットを最大限に活かし、エンジンの搭載位置を極限まで下げる事により、ピュアなハンドリングと高い運動性能を持ち合わせているのは皆さんもご存知だと思います。

BRZの低重心化には、エンジニアの方々の並々ならぬ努力により実現していますが、その低重心化にはスバルでは初となる試みも数多く盛り込まれています。

※画像は5代目レガシィの電動パワーステアリング

例えばBRZには全車電動パワーステアリングが採用されていますが、スバルの場合、パワステモーターは車軸に近い位置に搭載されているのが一般的であり、実際レガシィやインプレッサ等、電動パワーステアリングを搭載する他のスバル車ではかなり低い位置にパワステモーターが搭載されています。

BRZの場合、本来パワステモーターを装着する部分にエンジンが搭載されており、モーターを設置する場所が無く、開発陣を大いに悩ませたそうですが、なんとモーターを車内に搭載する事でそれを解決したそうです。
パワステモーターをステアリングの近くに設置するコラムアシスト式と呼ばれる電動パワーステアリングは、設置スペースの問題から大きなモーターを設置する事が難しい為アシスト力が弱いとされていますが、BRZではサーキットを走行する事も考えられている為モーターのアシスト力やそれを支えるステアリングビームの強度に関しては一切の妥協をせず搭載する事を実現しました。

アシスト力や強度を確保する事に成功したBRZのコラムアシストパワーステアリングはピニオンアシスト式に比べ構造がシンプルであり部品点数が少なくなる事から軽量化にも貢献しています。スバルとしてはBRZ用にコラムアシスト式電動パワステを新開発してでも、エンジンの搭載位置は妥協を許さなかったと言う事になります。エンジンの搭載位置へのこだわりがパワステモーターの搭載位置まで変更してしまうとはちょっと驚きですね。

※記事内容は2012年10月のものです。

(Text by 井元 貴幸 Photo by 株式会社SUBARU)