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CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive

2018年9月6日

CLUBRZで月に2回配信している無料メルマガ。メルマガ内でBRZの豆知識を紹介する「BRZ Tips」とスバリストならではのマニアックな情報を紹介する「スバリスト井元のスバルの常識非常識」の内容を振り返る「CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive」今回は2013年4月2日に発行された第22号からピックアップしたものを紹介しよう。

スバリスト井元のスバルの常識?非常識?

「第14回:アプライドモデルって何?」

マニアックなスバリスト達と会話をしていると、車名を出さず、型式で話をしていることが良くあります。
型式とは、車検証やクルマの製造番号が記されているプレートに書かれている車両型式のことで、BRZであればDBA-ZC6と言う形式になっています。
BRZの場合、登場から1年。現行型は初代モデルと言うこともあり、型式で呼んでいる人はあまり耳にしません。なぜなら、「BRZのS、WRブルーのMTに乗っています。」と言えば、パッとクルマが思い浮かぶからではないかと思います。
しかし、登場から何回もモデルチェンジを行っている、レガシィやインプレッサなどでは、「レガシィツーリングワゴンのGT、黒のATに乗っています」と言われても、何代目のレガシィなのか、思い浮かびません。
そこで、マニアなスバリスト達は型式を頭にインプットし、型式を使って会話をしている人を耳にします。
例えば、「BRGのアイサイト付の黒に乗っています」と言えば、マニアなスバリストは、すぐにクルマが思い浮かびます。
B=レガシィ、R=5代目ツーリングワゴン・アウトバック、G=FA20 DITエンジンと3ケタの記号の中にこれだけの意味が含まれています。

さて、この会話の後に続くパターンとして、「何型?」と聞かれることがあります。
これはアプライドモデルと呼ばれる年次改良記号のことで、アプライドモデルを伝える事で、ほぼ年式まで判明します。
年次改良とは輸入車で多く取り入られている手法で、細かな改良をおおむね年に1回行って行く方法です。必ずしも年に1回行われるわけではありませんが、スバルの場合はほぼ1年に1回年次改良がおこなわれてきました。
これまでの国産車の多くはマイナーチェンジを2年に1回、フルモデルチェンジを4年に1回行うクルマが多く存在していました。
最近ではスバル以外のメーカーも年次改良を行うメーカーが増えてきましたが、常に進化し最良のクルマを追い求めるスバルは、国産車のなかでは古くから年次改良を行っています。改良の内容はフルモデルチェンジかと思うほどの大きな改良から、一般の人にはほとんどわからない小さな改良まで様々です。
アプライドモデルはAから始まり、年次改良ごとにB,C,D・・・と変わって行きます。
モデルライフの長かった2代目インプレッサではA型からG型まで存在し、ほぼ毎年年次改良が実施されましたが、完成度の高かった2代目レガシィではA型を3年間作り続けたケースも存在します。
BRZは登場から1年。まだA型しか存在していませんが、ネット上では早くもB型はどうなる?といった話題も出ているようです。BRZも完成度の高いクルマですのでいつB型が登場するのかは定かではありません。しかしアプライドモデルは進化の歴史、BRZがどう進化していくのかも気になる所です。
(井元 貴幸)

◇~~BRZ Tips~~◇
【まだまだあった!BRZと86の違い オートエアコン編】

これまでBRZとトヨタ86の数々の違いについて紹介してきました。共同開発車として同じ工場から生産されるこの2台の違いは当初エクステリアとサスペンションのセッティング程度と伝えられてきました。しかし調べれば調べるほど、2台の細かな違いが出てきます。

今回は見た目からはわからないオートエアコンの違いをご紹介します。
BRZの「S」グレードには左右独立温度調整機能付フルオートエアコンが採用されており、同様にトヨタ86の「GT Limeted」「GT」にも左右独立温度調整機能付フルオートエアコンが採用されています。
しかしこのオートエアコン、操作パネルの見た目は全く同じでもBRZと86では動作が違います。
BRZの場合、温度設定をしてAUTOボタンを押せば吹き出し口、風量、冷房、除湿を全て自動的に設定してくれます。
ではトヨタ86の場合はどのような動作になるのか?同じく温度設定をしてAUTOボタンを押すと吹き出し口、風量は自動設定となりますが、冷房、除湿はドライバーがA/Cボタンを押すことで任意に切り替える必要があります。

カタログではどちらも左右独立温度調整機能付フルオートエアコンと表記されていますが、取扱説明書ではBRZにはフルオートエアコン、トヨタ86にはオートエアコンと表記されています。
エアコンコンプレッサーの動作も自動的に設定されるBRZはまさにフルオートエアコンと言えます。
BRZは冬場でもエアコンコンプレッサーを作動させることでガラスのくもりを防ぎ、視界を優先させます。安全は全てに最優先されるというスバルの考え方が、エアコンの動作に表れているとも言えそうです。

操作パネルが全く同じBRZと86ですが動作の違いまではなかなか気が付かないマニアックな違いと言えるのではないでしょうか?

(井元 貴幸)

※メルマガの内容は2013年4月現在のものです。