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CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive

2018年10月12日

CLUBRZで月に2回配信している無料メルマガ。メルマガ内でBRZの豆知識を紹介する「BRZ Tips」とスバリストならではのマニアックな情報を紹介する「スバリスト井元のスバルの常識非常識」の内容を振り返る「CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive」今回は2013年4月16日に発行された第23号からピックアップしたものを紹介しよう。

スバリスト井元のスバルの常識?非常識?

「第15回:BRZのご先祖様はAE86のライバル車だった!?」

BRZの一卵性双生児とも言われる兄弟車トヨタ86。そのネーミングからもお分かりとは思いますが、そのルーツは往年の名車AE86型カローラレビン・スプリンタートレノにあるといわれています。
BRZはSUBARU初のFRレイアウトとなるモデル。しかしBRZの魅力の一つであるスポーツクーペというボディ形状はSUBARUの歴史の中でも少数派ながら存在していました。
なかでもAE86と同時期にSUBARUから出ていたスポーツクーペが存在するのをご存知ですか?

初代レガシィが登場するまで、SUBARUの基幹モデルとして豊富なボディバリエーションが存在したのがレオーネ。その最終進化形である3代目レオーネに存在したのが3ドアクーペのRX-IIです。
レオーネRX-IIは1985年11月に既に発売されていたされていた4ドアセダン、ツーリングワゴンというラインナップに追加モデルとして発売されました。
エンジンはSOHCですが、水平対向エンジンにターボを組み合わせたEA82T型エンジンを搭載。駆動方式は当時最先端のフルタイム4wdシステム。トランスミッションは5MTに副変速器を組み合わせていました。
スペックは最高出力120ps/5200rpm 最大トルク18.2kgm/2400rpmを発生。AE86に搭載されていた4A-GEUエンジンに比べ最高出力こそ10psほどおよばなかったものの、最大トルクは3kgmほど勝っており、高回転型の4A-GEUエンジンに対し、EA82Tは全域で豊かなトルクを発生しAE86と比べるとマイルドな味付けとなっていました。しかしトランスミッションに副変速器を備えることで、ワインディングではローレンジを使い積極的に高回転を使うことで気持ち良く走ることのできるモデルでした。
このあたりの感覚はBRZに通じるものがあるのではないでしょうか?

駆動方式には先進のフルタイム4WDシステムを採用することで、悪天候などでも威力を発揮し、いざという時にはデフロック機構も備えているため雪道でもスポーツクーペとは思えない高い走破性も魅力的でした。
エクステリアは2代目レオーネまで設定されていた、3ドアスイングバックの積載性と2ドアクーペのスポーティなデザインを融合したスタイリングとなっていました。さらにRX-IIには当時流行のエアロパーツがオプション設定されており、イメージカラーの白がとても生えるエクステリアデザインとなっていました。
BRZは水平対向エンジンの特徴を活かし、フロントフードを極限まで低くデザインされていますが、この当時のSUBARU車はフロントフード内にスペアタイヤを収容し、水平対向エンジンの全高の低さをスペースとして有効活用していました。
BRZと比べると、駆動方式には違いがありますが、スポーツクーペ+水平対向エンジンという共通点があり、レオーネRX-IIは走りの楽しいスポーツクーペという部分では、まさしくBRZの先祖と言えるのではないでしょうか?

(井元 貴幸)
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◇~~BRZ Tips~~◇
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【RA・RA Racingのカタログに載って無い軽量化部分とは?】

BRZのラインナップに競技用ベース車両として設定されている「RA」必要最低限の装備とすることで、「R」と比較して-10kg(マニュアルエアコン装着車)の軽量化を実現しています。
10kgという数値は日常生活では大した重さではないと思われがちですが、レースの世界では1グラムでも軽くするための徹底した軽量化が施されます。
カタログ上で「RA」「RA Racing」の主な軽量化項目は、ドアミラー電動格納機構(RA)、オーディオスピーカー(RA)、助手席ウォークインスライド、ニーパッド、助手席サンバイザーバニティミラー、グローブボックス内アクセサリーソケット(RA)、カップホルダー、フロアサイレンサー、トランクトリム、トランクルームランプ、トランクマット、インテークマニホールドカバー、小型バッテリー。以上の装備が「R」の装備から省略され軽量化されています。
しかし、ここに掲載されていない軽量化部分が存在します。

それはハイマウントストップランプ。「え?RAにもハイマウントストップランプは装備されているよ!」と思った方、正解です!一体どういうことなのか?「RA」「RA Racing」にもハイマウントストップランプは装備されていますが、実は内部のLEDの数が少なくなっています。

「S」や「R」に装備されるハイマウントストップランプにはLEDが12個埋め込まれていますが、「RA」「RA Racing」のハイマウントストップランプには4つしか埋め込まれていません。

いくら軽量化とはいえ安全装備であるハイマウントストップランプのLEDの数を少なくしても平気なのか?という疑問もあるでしょう。
しかし、「RA」「RA Racing」のハイマウントストップランプは十分視認できます。ではなぜ上位グレードには12個ものLEDを採用しているのか?
答えは、リヤガラスの違いにあります。「RA」「RA Racing」には一般的な透明のUVカットガラスが採用されていますが、「S」と「R」にはUVカット機能付濃色ガラスが採用されているため、車内に設置されているストップランプのLEDが4つのままでは視認性が確保できない恐れがあるために12個のLEDを採用しているそうです。

生産コストを考えた場合、他のグレードと同一の部品を使うことが望ましく、光量の違いは着色フィルムなどで抑えるか、濃色ガラスを採用すれば同一部品を使用することも可能です。しかしより少ないLEDを使う専用品とすることでグラム単位の軽量化を実現するほか、小型バッテリーを搭載する「RA」「RA Racing」ではバッテリーへの負担も軽減されます。
「RA」「RA Racing」専用の4発LEDのハイマウントストップランプは、必要最低限の装備で軽量化を果たしている競技モデルらしい専用装備といえそうです。

(井元 貴幸)

※メルマガの内容は2013年4月現在のものです。