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CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive

2018年11月26日

CLUBRZで月に2回配信している無料メルマガ。メルマガ内でBRZの豆知識を紹介する「BRZ Tips」とスバリストならではのマニアックな情報を紹介する「スバリスト井元のスバルの常識非常識」の内容を振り返る「CLUBRZ MAIL MAGAZINE Archive」今回は2013年6月25日に発行された第28号からピックアップしたものを紹介しよう。

スバリスト井元のスバルの常識?非常識?

「第19回:スバルは汎用エンジンにも水平ピストン運動の機種がある!」

スバル車を特徴づけるものとして真っ先に思い浮かぶのが水平対向エンジン。
そんな水平対向エンジンと同様に、ピストンを水平に配置したエンジンが自動車用以外でも富士重工で制作されているのをご存知ですか?
それはロビンエンジンの愛称でお馴染みの汎用エンジン。汎用エンジンとは舗装作業プレートや排水ポンプなどの動力源として使われている作業用機械動かすためのエンジンです。
ロビンエンジンは富士重工製のスクーター「ラビット」のエンジンを汎用化したものが起源で歴史のある汎用エンジンです。
国内用のロビンエンジンはピストンが縦方向に動く一般的なものとなっていますが、輸出用のロビンエンジンにはピストンが水平方向に動く縦軸型と呼ばれるものが存在します。
この縦軸型のロビンエンジンは「EA-Vシリーズ」と呼ばれ、主に芝刈り機やミニ耕運機、高圧洗浄機などのエンジンとして使用することを想定して作られているそうです。
洗練された外観デザインや、軽量、低騒音、低振動などの作業負担軽減、チョークや燃料コックなどの操作系を集中レイアウトにすることによる簡単始動など、ユーザーの使いやすさに配慮した設計となっています。
「EA-Vシリーズ」は、世界で最も厳しい米国EPA/CARBの排出ガス規制にも適合する高性能なエンジンとして広く作業用機械に搭載されています。
この縦軸型のエンジンはその名の通り、クランク軸が縦方向へ出ているため、芝刈り機のカッターなどにギヤなどを介さずに直結することができることが特徴となっています。
シリンダーは単気筒になるため、BOXERエンジンとは呼べませんが、自動車用の水平対向エンジンと同じく全高を抑えたコンパクトなサイズを実現しています。縦軸型エンジンはチェーン駆動のOHC機構を採用するなどBRZに搭載されるFA20エンジンにも通じる機構を備えています。
このEA-Vシリーズには上部に樹脂製のカバーが備わり、前面には六連星とSUBARUロゴが入り、海外の芝刈り機ではこの六連星が誇らしげに輝くものが多く発売されています。
もしかしたらEA-Vシリーズを搭載した芝刈り機は、芝刈り機界のBRZと呼ばれるほどの高性能を誇っているのかもしれません。

(井元 貴幸)

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◇~~BRZ Tips~~◇
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【メーターパネル右側のブランクパネルには何のスイッチが入る?】

BRZのメーターパネルの右側に並ぶ2つのスイッチ。この2つのスイッチは、上段がオドメーターとトリップメーターの切り替えなどを行うODO/TRIPスイッチ。下段が外気温、瞬間燃費、平均燃費などを切り替えるDISPスイッチとなっています。
この2つのスイッチの1番上にはブランクパネルが備わり、何やらスイッチが入りそうな形状になっています。
しかし、このブランクパネルの位置には最上級グレードの「S」でも、ディーラーオプション群を装備してもスイッチが設置されることはありません。

実はこのブランクパネル部分には輸出仕様車になるとスイッチが備わります。
そのスイッチとはデジタルスピードメーターの表示をkm/h(キロメートル表示)とMPH(マイル表示)に切り替えるスイッチ。
輸出仕様のBRZではアナログメーター部分も内側がkm/hスケール、外側がMPHスケール表記になっています。

そもそもなぜ2つの表記が必要なのか?米国内では標識はすべてマイル表示となっているためメーターのkm/h表示や、デジタルスピードメーターの切り替えも必要ないのですが、米国と隣接しているカナダでは標識がすべてkm/h表示になっています。

米国からカナダへはそのままクルマで入国できるため、米国仕様車はカナダ国内を走行する際に必要になるkm/h表示が併記されています。
つまりMPH表示のみのメーターだと、カナダへ入国した際にkm/h表示の標識が出てきても速度をとっさに判断することは難しいため、両方表記されているのです。

ちなみにこの切り替えスイッチでデジタルスピードメーターはマイルとキロの切り替えはできますが、オドメーターやトリップメーターはマイル表示のままとなります。

確かに島国の日本ではクルマで他の国へ行くことはないでしょうから必要のないスイッチといえます。国内仕様ではブランクパネルとなるのも納得です。

(井元 貴幸)